医療法人良光会 辻中歯科医院

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先日のセミナー講師としての活動について

皆様、こんにちは。

辻中歯科医院2階、歯科衛生士予防チーム(YDH)です。

本日は院長と副院長と私でさせて頂いた2023年11月22日の講演と当院で行ったYouTube撮影についてお話しをさせていただきたいと思います。

千里丘の辻中歯科医院は元々、先生のお父様の代からある老舗の歯科医院です。辻中歯科医院に多くの患者様が来て頂き、継続して人気がある秘訣を全国の歯科医院の皆様にお伝えさせていただく内容になっております。

副院長の池田さんは個人でも講演などをしておりますが、私は全くの初心者でお話を頂いた際は大変驚き不安でした。

しかし、副院長の池田さんもサポートすると仰って下さり、凄く心強く、最後までやり抜く事が出来ました。

画面越しでの講演で聞いている相手の顔はみえないのですが、閲覧数が見れるようになっておりなんと100人overで多くの歯科医院の院長や先生方が夜診後にも関わらず、最後まで私達のお話を聞いて下さり感謝しております。また思ったよりも質問も多く驚きました。

では、次にどのようなお話をさせていただいたかをご説明させていただきます。

講演の内容

現代社会ではSNSの発信力は凄まじく、多くの美容サロンや大手企業、医療機関ではSNSにて雰囲気や料金、スタッフの紹介などを宣伝しているかと思います。辻中歯科医院でもSNSで試行錯誤しながらコツコツと頑張っています!

ブログ、Instagramにも力を入れ出してから約1年…元々ブログの方も書いてはいたのですがただ普通に作業をこなしている感じでした。

そこで

「HPをこうしたらいい」

「ブログをこんな風に書けば良い」とアドバイスをくれる企業様に出会い、その通りにやっていくと患者様から

「ブログみたよ!」

「Instagramみたよ!」

「あのブログ知りたかった事が分かって良かった!」等

患者様から沢山感想をいただきブログを患者様が見てくださっていると感じましたしInsutagramを私達も楽しくアップしていく事ができ、またHPを見て来院してくれる患者様も徐々に増えていきました。

ブログを通して歯の大切さ、歯を残していくには何が大切か、何をどうして行くべきかというのをご理解いただき、歯のクリーニング(歯のお掃除)希望の初診の患者様が増えました。どの様にして工夫し、SNSの発信を続けて患者様が来てくれるようになったか、その工夫をするにあたってスタッフはどう動いていったのかという事を他の歯科医院の院長や先生方に私達の発表を聞いていただきました。

それぞれの発表内容

辻中院長の発表内容「細かな数字」

各歯科医院の院長先生方が知りたい数字。去年と今年の同月の総患者様数の比較=ブログ Insutagram HP作成をプロの方からのご指導が入っていただいた前後の比較や院長の考えを明確に副院長に伝え、目標、辻中歯科医院では予防医療を勧めて強みにしていく事。院長は咬み合わせをきちんと考えた健康面でもアプローチできるレベルの高いインビザラインを広めていきたい。

副院長の発表内容

院長からの提案を、どの様に私達歯科衛生士YDHのスタッフに繋げ皆んなをやる気に動かしていったのか。組織力の強化、チームワーク強化等。

私(歯科衛生士)の発表内容

副院長から、院長先生が目指している所、これからスタッフにやっていって欲しい事を聞き、率直にどう思ったのか。

講演の準備

講演が決まってから講演するまでの間は凄く大変で何度も何度もZOOMミーティングを重ね、修正を沢山していき、医院に遅くまで残り副院長と講演の資料作成をしておりました。もちろんその次の日は通常通り歯科医院を開け、診療をした時は正直大変でした。

日々のメンテナンスでの診療は忙しくて、合間で講演の資料作成をする事が厳しく、診療終わってから作業が基本でした。ですが周りのYDHの仲間が仕事終わりに資料作成が残っているのを知って「メンテナンス変わりましょうか?」とか「資料作成を手伝いましょうか?」と助けて下さり、スタッフの皆様の優しさに救われました。

夜23時からのzoomミーティング待機中の様子

夜23時からのzoomミーティング待機中の様子

講演前の慰安旅行先でも準備!

実は発表の1週間前に今年2回目!の慰安旅行があり、その旅行先でも夜の食事が終わった後は副院長と私で院長の部屋へ行き、発表の練習を夜12時まで行いました。朝も朝食の後に練習をしに院長の部屋へ集まっていました。

慰安旅行中の講演練習の様子

一人一人時間を測りながら本番のようにお話をし、聞いている側からの意見として院長、副院長にこうしたらいいんじゃないかとご指摘頂き話し方を変えたりしていました。

因みに慰安旅行ではとっても美味しい鉄板焼きをいただきました。

慰安旅行の鉄板焼き

講演前の心境と本番

初めは勢いで「やります!」とは言ったものの何から手をつければいいのか分からなかったり迷惑をかけないか凄く悩んでいた時期もありました。

しかし、悩んでいても仕方がないし何故か自然とやり遂げたいという気持ちにもなり、当時は凄く複雑でしたが、中々できる経験ではない・やり遂げる事によって自分に自信が付くのではないか・任せて頂けた嬉しさなど1ヶ月半程で色々な感情がありました。

いざ、発表となった時にはソワソワして前日の夜は寝つきが悪く、朝もいつもより早く出勤し、最終確認もし、発表直前は副院長も緊張していると言っておられました。

そこで私と副院長は準備体操をしたりして気を紛らわせていました。

院長は意外と平気みたいで発表前は余裕のこの表情でした。

発表直前の院長の様子

副院長の池田さんの発表中の様子です。

副院長の池田さんの発表中の様子

そして次は私の順番になりました。落ち着いてお話し出来るか直前まで不安でいっぱいでしたが、意外にも落ち着いて発表出来ました!!

また、別でYouTubeも進行しておりYouTube撮影日が先にありました。その2日後に講演だった為、本当に10月後半〜11月末までハードスケジュールではありましたが、何処か私自身は充実しておりました。

zoom講演終了時間は23時過ぎでした。その後は院長、副院長と3人で仲良く深夜ラーメンを食べに行きました。大変楽しくていい思い出になりました。

では、次にYouTubeについてご説明させていただきます。

YouTube撮影について

院長がYouTube撮影も同じく企業様のご提案で力を入れてみようとなりました。

辻中歯科医院のスタッフ皆、YouTuberではないのでぎこちない感じかもしれませんが、企業側のプロのかたにサポートいただき皆で協力してYouTubeも頑張りました。よろしければ観ていただけましたら幸いです。辻中院長のお口の中の抜き打ちチェックもあります!

歯科関連ではない方の普段から多い質問

(例えば歯ブラシの選び方、マウスピース矯正について、歯周病はどんな病気か)分かりやすくまとめてお話をさせて頂いています。また、スタッフが出演しております。和気あいあいとした辻中歯科医院のスタッフ間の雰囲気も楽しんでいただけるかとと思います。

YouTubeも院長から副院長に、副院長から私たちスタッフに伝えられ、皆んな初めての事だったのでやはり前向きではなく「動画や写真は苦手」等、初めは後ろ向きだったのですが業者の方々が来られ、ライトや本格的なカメラを設置いただき、いざ動画撮影に挑んでみると徐々に緊張感も解れて楽しく出来ました。スタッフ皆、自然な笑顔で撮影が出来たように思います。

今、私が思うことは、何に対してもやってみる前から後ろ向きな気持ちは良くない事だと思います。

講演で発表してみての感想

不慣れな事、やった事のない事にはどうしてもネガティヴ思考になりがちですがやり終えた後の事を想像してみるときっと達成感や自信がつき、次に繋がると思い私はやってみました。勢いみたいな所もありましたが、勢いで挑戦してみる事の大切さを学びました。そして実際にやってみた過程にはとても大変な事がありましたが、大変な事があったからこそやりきった達成感や終わった時には少し寂しい気持ちもありました。それと同時に沢山の協力して下さった方々に感謝で胸がいっぱいになりました。

講演の発表中にはハプニングがあり笑いを堪えれないという緊急事態があり(副院長の面白い行動)より楽しめました。良い思い出・大変貴重な経験が出来たと思っております。

やった事がない事を提案されても今後の自分の為になると思うと苦ではなく何事もチャンスだと思えるようになり、人間的にも少しは成長できたように感じました。

皆様も是非何かチャンスがあれば喰らい付いてみてください!きっといい経験になります!

YouTubeやInstagramやブログをお手隙の際は見てみて下さい!いい雰囲気が伝わるかと思います!

是非辻中歯科医院へ来院頂き、なんでも質問してください!心よりお待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

2024年01月23日 00:00

スタッフ研修に伴う一部臨時休診日にお知らせ

私たちは、より良い医療サービスを提供するためにスキルや知識の向上を図ることが重要です。 つきましては、1月29日(月)の診察をお休みさせていただき、研修に参加させていただくことになりましたことをご連絡いたします。 1月30日(火)からは通常通り診療を再開いたしますので、ご予約やお問い合わせにつきましては、1月30日(火)以降にご連絡いただけますようお願い申し上げます。 研修による診察休止は、患者様にはご不便をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。しかし、私たちのスキルアップは、皆様の健康と安全のために欠かせないものと考えておりますので、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。 研修終了後、より一層の精進を重ね、より質の高い医療を提供できるよう努めてまいります。ご協力とご理解に心より感謝申し上げます。

2024年01月20日 00:00

歯が与える印象について

皆さんこんにちは。

辻中歯科医院のアシスタントです。

「はいチーズ」と言われた時、皆さんは自信を持って笑えていますか?自分の歯並びや、歯の色味に自信があるか、という質問に対して日本人の8割以上の方はいいえと答えると思います。

逆に言うと“白い歯が綺麗に並んでいたら自信が持てるようになる”という方が多いと言うことですね。そんな中、モデルさんや女優さんといった芸能人の方がこぞってやってるのは審美歯科と言われるような歯のホワイトニングや歯科矯正、メタルフリー治療です。近年では若い女性だけでなく年配の方や、男性からの需要も増えてきました。

今回はそのホワイトニング、歯科矯正、メタルフリー治療についてアシスタントの立場からお話していきます。

ホワイトニングとは

普段の歯磨きやクリーニングでは落とすことの出来ない歯の色味を、歯を削ることなく白くする方法です。
特殊な薬剤を使用することで本来の歯の色味よりも白くすることができます。

歯科医院とサロンで行うホワイトニングの違い

患者様によく聞かれる歯科医院とサロンでのホワイトニングの違いについて、下記の三つに分けて詳しくお話します。

①成分

②効果

③金額

①成分について

サロンでは歯科医師や歯科衛生士の資格がなくても扱える材料である重曹、炭酸カルシウム、酸化チタン、メタリン酸などが使用されていて一時的に白くなったように見えても表面の色味を落とすことがメインのため色味をキープすることが難しいのも現状です。

一方で歯科医院では過酸化水素や過酸化尿素といった医療機関でしか取り扱うことのできない高度な薬剤を使用し歯の表面だけでなく内側まで浸透させることができます。

そのため色味の持ちがとても良いのも特徴です。

②効果について

かかる時間と白さが違います。サロンでは何度か通ううちにコーヒーやカレー、ワイン、チョコレートなどが付着した“最近付いた着色汚れを”落とすことは可能ですが長年蓄積された濃い色味や加齢による黄ばみを落とすことはできません。

また、本来の歯以上に白くすることは難しく、色味を抜くのに時間がかかるとされています。

一方で歯科医院では、薬剤を使うので、長年蓄積された飲食物やたばこの着色汚れはもちろん加齢による黄ばみも綺麗に落とすことができます。

さらに“元々の歯以上に白くすることが可能”となっています。

③金額について

多くのサロンでは1回¥5000〜¥10000のホワイトニングをコースとして15〜30回程、それを週に1、2のペースで通い着色汚れを落とします。

その後メンテナンスとして月に数回通って、再度着色汚れが付かないようにする/付きにくくするという流れであることが多いです。時間もかかりますし、何度も繰り返し通うことになるので金額もサロンとはいえ決して安くはありません。

一方医院では、一回での単価は¥40000と決して安くありませんが3〜4回程で白くなり、色戻りも気にならない方がほとんどです。

どちらが良く、どちらがダメというものではありません。

それぞれのメリット・デメリットを把握して、自分に合った選択をしましょう。

辻中歯科医院のホワイトニングコース紹介

辻中歯科のホワイトニングコースのご紹介

歯科矯正の種類について

辻中歯科医院の歯科矯正は大きく分けると下記の3つに分かれています。

子供の矯正

・プレオルソ

・インビザラインファースト

大人の矯正

・インビザライン

プレオルソ

プレオルソは6〜10歳前後のお子さんの“顎が狭くなる原因を除去する”という目的で作られた装置で、主に睡眠時の口腔内に装着するシリコン状の装置です。

主に乳歯から永久歯が生える頃に使用します。

大人になってから大きな金額をかけて矯正するよりも子供のうちから顎のアーチを広げ、適切なトレーニングにより正しい舌の位置や、口腔周囲筋の正しい働きを覚えさせることを目的としております。

乳歯から永久歯に生え変わるこのタイミングで一年〜一年半程の間使用することになります。 

インビザラインファースト

6〜10歳前後の永久歯に生え変わったお子さんに適したインビザラインの初級バージョンです。大人のインビザラインとプレオルソのいいとこ取りの装着になります。

インビザライン

インビザライン

3Dスキャンデータを元にオーダーメイドで作るマウスピース型の矯正装置です。歯並びに合わせて3〜7日程度ごとにマウスピースを交換して行きます。

10年程前ではワイヤー矯正が主流でしたが、現在ではマウスピースを使ったインビザライン矯正が主流となっています。

見た目はワイヤー矯正のような針金は使わず透明なプラスチックで出来ているため使っていることが他の人に分かりにくいです。

また、ワイヤー矯正より少しずつ時間をかけて動かしていくので歯の動揺による痛みや頭痛が少ないのも特徴になります。

最近は私の周りの友人にもインビザラインをする人が増えました。

インビザライン矯正中のスタッフもおりますのでお気軽にお声掛けください。

歯を矯正するメリット

・虫歯になりにくい

・口元が綺麗になる

・歯周病になりにくくなる

・咀嚼機能の向上

・顔のバランスが良くなる

などが挙げられます。

最後にメタルフリー治療について

皆さんのお口の中に銀歯の詰め物や被せ物は入っていませんか?

メタルフリー治療とは、金属を使用しない歯科治療のことです。

日本では歯科治療に金属が使用されることが多かったのですが、金属を使うことで健康への悪影響が懸念されることから最近ではメタルフリー治療を推奨する医院がすごく増えています。

残念なことに口腔内にある金属は必ず酸化してしまいます。3年ほどで錆びてくることが多いです。

錆びてしまった金属は体の中に入ることで慢性疾患や金属アレルギーの原因になりますし、金属は歯と付きにくい性質のため時間の経過とともに剥がれやすく虫歯の再発も起きやすくなります。

また、歯の土台に金属を使うことで歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)と呼ばれる現象も起こります。

そのため辻中歯科医院ではメタルフリー治療を推奨しております。

メタル以外の被せ物

保険内ではCAD/CAMと呼ばれる

セラミックとプラスチックを合わせた白い素材や、保険外(自費)であれば、セラミックやジルコニアなどがあります。

金属は見た目が悪いだけではなく、健康にも大きく影響を及ぼします。

そのため海外ではほとんどがメタルフリー治療であることも知られています。

歯が黄色く歯並びが整っていないと…

・だらしなく見える

・年齢より歳上に見える

・清潔感が欠けて見える

・モテさなそうに見える

・なんとなく自信が持てない

・口臭がしそう

・虫歯になりやすい

また、3歳以上老けて見える

と言うデータもあります。

このように歯が白く整っているとの、黄ばんでいるのとでは相手に与える印象が大きく変わります。

できれば相手にいい印象を与えたいし、少なくとも悪い印象は与えたくないものですよね。

口元から印象を変えてみませんか?

歯科矯正、メタルフリー治療はどんな人に向いてるの?

では最後に今回ご紹介したホワイトニングや歯科矯正、メタルフリー治療はどんな人に向いているのかをお伝えします。

・笑顔に自信を持ちたい方

・印象を良くしたい方

・健康でいたい方

・結婚式などイベントがある方

・加齢による色味が気になる方

・写真写りをよくしたい方

・いつまでも若々しくいたい方

・レフ板効果肌が綺麗に見せたい方

・清潔感を出したい方

・自然と笑顔が増やしたいと思っている方

・交友関係も広げたいと思っている方

・異性にモテたいと思っている方

上記に当てはまる方にとてもおすすめな治療となっています。

歯科矯正、メタルフリー治療はどんな人に向いてるの?

辻中歯科医院では、全てとても人気の施術です。

施術を受ける患者様の年齢層は幅広く、20代、30代の方から50代、60代と様々です。

ホワイトニングを希望の10代の学生さんは親御さんからの承諾書と衛生士とのカウンセリングで施術が可能になります。

ホームページにプレオルソやインビザラインの症例も多く載せておりますので是非ご覧くださいませ。

少しでも気になる方、話だけでも聞いてみたい!と言う方はお気軽にご連絡下さい。

2024年01月06日 00:00

なぜ治療中の歯に仮の蓋や仮歯をつけるの?

こんにちは辻中歯科医院のアシスタントです。

本日は皆さんが疑問に思う「仮の蓋」「仮歯」についてお話しさせていただこうと思います。

仮蓋(かりぶた)とは何か?

仮蓋(かりぶた)とは何か?

仮蓋は仮封(かふう)や仮詰(かりづめ)とも呼ばれることがありますがどれも同じことを表します。

歯を削って型取りをした後や虫歯治療をした後につめる詰め物、根っこの治療途中などにつめる詰め物のことをいい、どれも歯を保護するためにつめております。

仮蓋(かりぶた)の役割とは?

一つ目は削った歯がしみないように保護する役割があります。

虫歯の時に使用する材料

虫歯治療には麻酔を使う場合も多くあります。治療中には痛みが出ませんが歯を削ると象牙質(骨と同じくらいの硬さをもった丈夫な組織)がむき出し状態になる為、麻酔がきれてしまうと少しの刺激(冷たい物など)でもしみるような痛みが出てきます。

このような痛みから歯を守る為に仮蓋をしております。

二つ目は隣の歯や嚙み合わせてる歯を動かないようにする役割があります。

型取りをした後にする材料

 歯を削って型取りをした場合、空いた穴をそのままにしておくと削って歯に隙間ができた分、隣の歯や嚙み合わせてる歯が動いて寄ってくることがあります。

隙間がある状態を放置してしまうと、せっかく型取りをした詰め物のスペースが無くなってしまう為、出来上がった補綴物が入らなくなってしまうことがあったり、大きく削って入るように調整したりします(この場合ケースによっては自己負担で再度型撮りの費用や時間をお願いいたしております)

この場合は詰め物のスペースを保つ為に仮蓋をしております

三つ目は歯の根っこにプラークや細菌に感染しないように保護する役割があります。

根管治療の際に使用する仮蓋

根の治療(根管治療)は、一回で終わることはほとんどありません。最低数回は通うことがほとんどです。次回来院するまでの間、根っこが清潔で綺麗な状態を保つ為に仮蓋をしております。

   四つ目は歯の周りの組織「歯周組織」を守る役割があります。

削った状態が歯と歯の間に隙間が空いた状態ですと、

そこに食べかす「食物残渣」が入り込む可能性が高くなります

慢性的に食物残渣が入り込むと、一時的に歯肉炎となり放置しておくと歯茎が下がってしまいます。そうなると型撮りした詰め物が入った後でも、隙間が閉じず、食物残渣が詰まり易く歯肉炎から歯周炎になっていきやすいです。

仮蓋をしたときに患者様に注意していただきたいこと

仮蓋をしたときに患者様に注意していただきたいこと

一つ目は仮蓋をした部分でなるべく物を噛まないようにすること

仮蓋は、詰めた後すぐは軟らかいのですが、時間が経つにつれて固まってきます。そのため仮蓋を詰めた部分で食べ物を噛んでしまう人がいますが、食べ物を噛む為に仮蓋はつけていないので仮蓋に穴が空いてしまったり、取れてしまう原因となります。

また粘着性のある食べ物(お餅・キャラメル・ガム)や硬い食べ物(せんべい・飴)、デンタルフロスや歯間ブラシや爪楊枝などは仮蓋が取れやすくなる原因となりますので被せ物が出来上がるまでお控え下さい。

☆特に仮蓋を詰めた後はとても取れやすい状態なので、30分はお食事お控え下さい。

二つ目は指や舌で触らないようにすること

治療した所はどうしても気になってしまうので無意識的に指や舌で触ってしまいますよね。ですが触ってしまうと取れてしまう原因や指や舌のケガの原因となりますのでそのまま触らないように心がけましょう。

三つ目は歯ブラシで歯を磨く時、力を入れすぎないこと

優しく磨こう

仮蓋は材料を歯の上に乗せ、歯を保護するために蓋をしております。なので綺麗に歯の形と合っているわけではありません。

またご飯の食べかすや、仮蓋の段差が気になったりしてつい仮蓋の周りを綺麗に磨こうと力を入れてしまいがちですが、優しい力でブラッシングするだけで大丈夫です。力を入れすぎてしまうと仮蓋が外れてしまいますので注意が必要です!

四つ目は冷水や熱い食べ物を仮蓋の歯に触れさせない

最終的な詰め物が入っていない仮蓋の状態の歯は(特に削って間もない状態ですと)夏場の氷水や冬場の鍋物などの飲食は特に注意が必要です。

上記のような温冷刺激は歯の神経に炎症を起こし、ともすれば、神経を壊死させる場合があります。

仮蓋が取れた時はどうすればいい?

仮蓋が取れた時はどうすればいい?

上記の四つの注意点を守っていても次回来院する日までに仮蓋が取れてしまうことはありますよね。もし「仮蓋が取れてしまった、歯がしみる」とお気付きになりましたら、お早めに辻中歯科医院にご連絡下さいね。

また完全に仮蓋が全てとれてしまうと、極端に冷たい物や熱い物を食べた時に歯がしみてきて痛みを感じたり、型取りをした補綴物が歯に合わなくなる可能性が出てくるなど問題が出てきます。

※特に根っこの治療(根管治療)や大きな虫歯だった場合は、要注意です。

根管内が細菌を除去して綺麗な状態であっても、根管治療中に仮蓋がとれてしまうと再度治療をする場合もございますのでお早めにご連絡下さいね。

仮歯とはなにか?

仮歯とはなにか?

仮歯とは補綴物(詰め物や被せ物)が入るまでの期間に、一時的に仮でつけておくプラスチック製の物のことを言います。(天然の歯ではない為、透明感や色味を自然なグラデーションで再現することはできかねます。)

最終的に歯につける、強度がある補綴物(金属やセラミック)のようなものとはまったく素材や強度が違ってきますので、粘着性のある食べ物(お餅・キャラメル・ガム)や硬い食べ物(せんべい・飴)の物を食べてしまうと欠けたり、破損したり、外れたりすることもございますのでなるべく次回来院まで食べないように気をつけましょうね。

※欠けたり、破損したり、仮歯が外れてしまった場合はすぐにご連絡してくださいね。そのまま保管していただき来院する際に、お持ちください!

仮歯をつけるメリットは何か?

仮歯をつけるメリット一つ目は見た目が良くなること

歯の治療途中に人前で歯を出して笑えなかったり、人と食事する時にどう思われているのか気になる人など悩んでいる方いらっしゃると思います。

その際に仮歯をつけることで治療期間中でも見た目を気にせずに過ごすことが出来ます!

仮歯をつけるメリット二つ目は口腔内で起こる変化を防ぐことが出来る

例えば、大きな虫歯の治療をすると何もない空洞が生まれます。私たちの口腔内では、その空洞を埋めるように勝手に歯が動いてきたり、歯茎が覆い被さってきたりします。そのようになってしまうと最終的に入る予定だった補綴物(詰め物や被せ物)が入らなくなってしまいます。仮歯はそのようにならない為、口腔内で起こってほしくない変化を防ぐ為にとても効果的なものです!

三つ目は最終の詰め物の形がドクターにお任せではなくて、患者さん側から今の仮歯より

「もう少し小さくとか」「前に出して」「仮歯と同じ色で」など、最終的な詰め物に

関してより具体的にドクターとコミュニケーションができて、安心感が増すことです。

辻中歯科医院で補綴物の治療のご予約は下記からお待ちしております。

お電話でのお問い合わせは0120-06-5668

インターネットからのご予約も是非お待ちしております。

2023年12月29日 18:14

歯垢(プラーク)・歯石について

こんにちは。辻中歯科医院歯科衛生士のYDH(予防チーム)です。

皆さまは歯に付着する汚れはどのようなものがあるのかご存知ですか。

本日は歯垢(プラーク)・歯石について説明させていただきます。

〇歯垢と歯石について

歯垢(プラーク)とは歯に付着した細菌が繁殖した塊です。

歯垢は細菌が関与する口腔の2大疾患である虫歯、歯周病の原因になります。また、口腔内の汚れをコントロール=お口の中を歯科医院で綺麗にお掃除をすることにより誤嚥性肺炎やインフルエンザ、術後感染症を予防することができます。

歯垢の約70%は数百種類以上の細菌で構成されています。

歯石とは歯垢の中に含まれている細菌が石灰化して歯面や補綴物に付着した=歯垢が死んでしまった石のようなものです。

歯石の表面は粗造であるため、歯垢が付着しやすく、歯肉炎、歯周炎、口臭の原因になります。

歯石の中でも2種類に分類されます。

①歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)

歯茎より上に付着する歯石を歯肉縁上歯石と呼ばれます。

ご自身で見ることができ、白色もしくは黄白色で脆い歯石の為、比較的歯科医院ではお掃除がしやすい石です。

歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)

②歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)

歯茎より下(歯茎の中)に付着する歯石を歯肉縁下歯石と呼ばれます。

ご自身では見ることが難しく、血液や歯肉浸出液によって黒色もしくは暗褐色で硬く、歯科医院でお掃除する時も取り除きにくいです。

放置することにより歯周ポケットに汚れが溜まる為、歯茎が腫れて歯周病の悪化、口臭にも繋がります。

歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)

〇歯垢、歯石の除去方法

歯垢の中でオレンジプラークという歯垢の菌が成熟し歯にオレンジ色をしている汚れは歯垢でも硬くて歯ブラシでは落ちません。

オレンジプラークは子供に付くことが多いですが、大人でも最近付いていらっしゃる方が多くなっています。

歯ブラシだけでの清掃率は約50%しか落ちず、フロスや歯間ブラシ等の補助用具を使用して約90%になる為、歯ブラシだけではなくフロスや歯間ブラシの使用もおすすめします。

日頃のお掃除をきちんと行うと歯垢が付着しにくく、歯石になる原因も少なくなります。

また、唾液の質や歯並び、歯の質によって汚れが付きやすい人や付きにくい人もいます。

そして、歯面だけではなく入れ歯にも付着します。清掃不良の入れ歯ではカンジダが多く検出される事もあります。カンジダ症や口内炎の原因になる為、歯だけではなく入れ歯も毎日のケアで洗浄し清潔に保つ事をお勧めいたします。

歯石もブラッシングでは取れないので、歯科医院に来院していただき清掃をさせていただきます。

①超音波スケーラー

超音波スケーラーとは患者様には「お水が出て振動で歯石取りをさせていただきます。」というようにご説明させていただいております。

25〜50kHzの高周波によって早い振動を出し、そのエネルギーで歯石を粉砕します。超音波振動によって多量の熱が発生するので、冷却するために水を出しています。

超音波スケーラー

②手用スケーラー

手用スケーラーとは下の写真のように先端に刃が付いている器具で歯石を除去します。

超音波スケーラーよりもより細かい歯石の除去に役立ちます。

また、歯肉縁下歯石を除去するために専用のスケーラーを使用するため、歯肉を傷つけ無いように歯石を除去することが可能です。歯肉の中を触る為痛みが出る場合もございます。その場合、麻酔をして除去を行うことができます。

手用スケーラー

〇歯垢に住みついている細菌について

先程ご説明させていただいたように、歯垢には多くの菌が住み着いています。今からその菌について詳しく説明させて頂きます。

歯周病とは口腔細菌による感染症であり、口腔細菌、宿主(歯石・う蝕・歯並び・全身疾患など)、環境(喫煙・ストレス・栄養障害など)の3つの要因が作用してリスクが高くなります。

歯周病原細菌は青、紫、緑、黄、オレンジ、赤の6色で示される細菌群(コンプレックス)に分類され最も成熟されたプラークからは赤色の群(レッドコンプレックス)に属する3菌種が重度歯周病から検出されます。

歯垢に住みついている細菌について

当医院では位相差顕微鏡を設置しており、歯垢の一部を採取し位相差顕微鏡で見ることによってどの様な菌がいるのかを観察することができます。

①らせん状細菌と思われる菌

らせん状のミミズのような見た目をした歯周病原菌となる細菌です。

毒素の強い細菌で多く見られると歯周病のリスクが高いと考えられる状態です。

②線状細菌と思われる菌

細長い菌でらせん状細菌と同じように歯周病原菌となる細菌で歯垢を作りだし口腔内の粘り気を出しやすいと言われています。

線状細菌は消えにくい細菌とも言われており、水分補給をこまめにしていただくことにより予防することが可能です。

③カンジダ(真菌)と思われる菌

太くブツブツと細菌が固まったようなものはカンジダコーンコブです。口腔内に住みつく常在菌と言われていますが、寝不足や体調が悪くなり、体の免疫力が低下すると増加することがあります。

④球菌・短桿菌と思われる菌

小さい丸の形や、小さい楕円の形をした細菌で歯周病原菌やう蝕病原菌にもなります。

球菌が歯垢を作り出すことによりう蝕を発生させる原因とされています。

⑤口腔トリコモナスと思われる菌

鞭毛と呼ばれる尻尾のようなものを動かし他の細菌を食べてしまう原虫です。

歯周病が進行している方に見られることがあります。

⑥口腔アメーバと思われる菌

形を変えながら動き、白血球や他の細菌を食べてしまう原虫です。

口腔トリコモナスと同じく歯周病が進行すると見られ、アメーバ脳症の原因にもなるといわれております。

当医院の副院長が開発したHMTマウスサプリメントジェルの成分にヒノキの成分を含んでおり抗菌作用を含んでおり抗菌効果があります。

また、マンダリンオレンジ果皮油の香りでリラックスし副交感神経を刺激することによりさらさらの唾液を作り出し歯垢を付着しにくくし歯周病、う蝕、口臭の予防にも繋がり、保湿効果もあるため細菌の発生予防にも期待されています。

当医院でのみ購入することが可能です。

また、当医院では歯周内科治療を行っています。

歯周内科治療とは歯周病原菌を特定し、薬を服用することにより根本的に歯周病を改善していく事を期待する治療法になります。

歯周内科治療を行う際、位相差顕微鏡だけでは分からないもっと小さな菌や歯周病原細菌の種類・総数・対数を調べることができるPCR検査を行います。

検査は口腔内のメインテナンスを行う前に行います。歯と歯茎の間(歯周ポケット)に小さな紙のこよりのような物をいれて菌を吸い上げます。

紙を入れた時に少しチクッとした感覚はありますが、時間も短時間で終わる事ができるため負担が少なく検査を行うことができます。

採取した検体は乾燥剤が入ったボックスに入れ24時間しっかり乾燥させ検体を検査会社に出します。検査結果は提出してから約2週間後に出ます。その検査結果に基づき今後の治療計画を立てていきます。

まとめ

副院長が歯周内科治療の認定衛生士でありますので、副院長に指導いただき辻中歯科医院の患者様のお口と体の健康を守る為に私達YDHは口腔内の歯周病の菌のコントロールをきちんとサポートさせていただきます。

これから、インフルエンザなどの風邪が流行し出します。また、コロナもまだまだ流行っておりますので、お口の中を綺麗に保つことにより予防につながります。

当医院でお掃除をされたことがある方、初めて来ていただく方でもメインテナンス・細菌・歯周内科治療だけではなく些細なことでもご質問がございましたらお気軽にスタッフにお声掛けください。

辻中歯科医院でメンテナンスのご予約は下記からお願いいたします。

お電話でのお問い合わせは0120-06-5168

インターネットからのご予約も可能です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

2023年12月26日 19:39

辻中歯科医院に入社して半年経過して

こんにちは。辻中歯科医院で受付をさせていただいている歯科助手です。

私は今年の4月に新入社員として辻中歯科医院に入社致しました。半年以上が経過して仕事を通して成長出来たことや仕事への考え方が変わるなど様々な変化がありました。

今回のブログでは一つ目に私が入社して半年が経過して感じたことと私が今後辻中歯科医院を通じてどう変わっていきたいかをお話したいと思います。

辻中歯科医院に入社して半年、成長を実感したこと

辻中歯科医院に入社し、様々なことで成長したと感じることがあります。

歯科に関する知識の習得

歯科助手として働くにあたり、歯科に関する基本的な知識を習得しました。歯の構造や治療方法について学び、皆様に適切な情報提供が出来るようになりました。

また私は受付業務もさせて頂いていますので、予約を管理するためのシステムや手法を学ぶことが出来ました。そのため患者様のご都合や歯科医師のスケジュールを合わせて調整する能力は身についたと感じております。

コミュニケーション能力の向上

受付は患者様と日常的に接する機会が多いため、コミュニケーション能力が求められます。患者様とのコミュニケーションを通じて、言葉遣いや態度を改善し、患者様に安心してお越し頂けるように相手の気持ちに寄り添えるようになりました。

チームワークの重要性の理解

歯科の現場では、歯科医師の方々や他のスタッフと協力して患者様の治療を円滑に進めることが必要になります。チームワークが適切に機能することで効率的な治療を行えます。受付として働く中でチームワークの重要性を実感し、他のスタッフと円滑に協力できるようになりました。

臨機応変な対応力の向上

歯科の現場では予期せぬトラブルが発生することがあります。そのような状況に臨機応変に対応するため、柔軟な思考と行動が求められます。受付として働く中で臨機応変な対応力が向上しました。

以上のように歯科助手になってからは、歯科の知識の習得やコミュニケーション能力、チームワークの重要性、臨機応変な対応力の向上など様々な面で成長する機会を得ることが出来ました。

歯科医院の受付に対する想い

受付を数か月させていただく中で嬉しく感じることが数えきれない程ありました。初めて受付に入ったときは不安でいっぱいでしたが、今では毎日楽しくお仕事をさせていただいていて私にとってかけがえのない仕事になりました。

受付でお仕事をする中で患者様から治療や対応について感謝のお言葉を頂くことがあり、非常に嬉しい瞬間です。患者様が喜んでいる姿や改善された歯の状態を見ることで自分の仕事が人々の役に立っていることを実感させて頂いております。

また、スムーズな予約管理が出来た日は嬉しく感じます。辻中歯科医院では多くの予約を管理する必要がありますが、予約がスムーズに進み、待ち時間が少ないという状況は受付として非常に嬉しく感じております。効率的なサービス提供が実現出来ることで出来るだけ患者様がストレスを感じることなく、気持ち良くご帰宅して頂ければと考えております。

歯科医院の受付として心がけていること

私が受付業務をしている中で心がけていることは主に2つあります。

待合室の整理整頓と清潔感が感じられる環境作り

1つ目には待合室の整理整頓と清潔感を感じていただける環境作りです。待合室は患者様によく目に入る場所ですのでいつでも気持ちよくお使いいただけるよう心がけております。

定期的な清掃

受付カウンターやソファ、床など待合室の全体的な清掃を定期的に行っております。ほこりやごみの除去などを丁寧に行い清潔な環境を維持します。

感染予防対策

感染予防対策としては、受付カウンターやソファなど皆様が直接触れられる場所の表面を、毎朝アルコール消毒を行っております。また待合室には患者様がご自身で手指の消毒を行えるようにアルコールディスペンサーを設置しております。

アルコールディスペンサーを設置
オゾン発生装置の設置

待合室にはオゾン発生装置を設置しております。オゾンは塩素の約7倍の強い酸化力でウイルスや菌、ニオイなども分解して役割を終えると酸素に戻るため環境に優しい物質になっています。

オゾン発生装置
小物の設置

待合室には患者様の目に入る様々な場所に小物を設置しております。小さな場所を活用して設置しておりますので、お暇がありましたら見ていただければと思います。またお子様が楽しんでもらえるようにガチャガチャも設置しています。

癒しの小物設置
ガチャガチャ

情報管理と予約の確認

患者様の予約時間や予約内容を確認し、予約状況を把握すること意識しています。

歯科医院では予約管理が非常に重要となります。受付ではそんな重要な予約管理を任せて頂いているので、受付がしっかりと予約状況を把握することを常に気を付けております。

これからもっと頑張りたいこと

私が辻中歯科医院の受付をしていてこれからもっと頑張りたいことがあります。

患者様に対してより真心を込めたご対応

患者様が病院に来られた際に、親切かつ丁寧な対応を心掛けます。笑顔で声をかけ、患者様にとって不安や緊張を和らげられるように努めます。待ち時間の説明や案内など、患者様が快適に過ごせるようにサポートします。

コミュニケーションスキルの向上

患者様とのコミュニケーションをより良くするために、コミュニケーションスキルを向上させたいと思います。患者様の声にしっかりと耳を傾け、疑問や不安に寄り添った対応を心掛けます。的確な情報提供やアドバイスを通じて、患者様との信頼関係を築いていきたいと考えております。

スタッフ同士のチームワークの推進

歯科の現場では、歯科医師の方々や他のスタッフと連携して業務を進めることが重要です。他のスタッフとの円滑なコミュニケーションや協力を通じて、チームワークをより一層推進したいと考えています。相互信頼と共に働き、患者様に最高の医療サービスを提供します。

歯科に関する様々な知識の習得

私は主に医療費公費負担と子供の矯正について今後もっと勉強をしたいと考えています。

受付として医療費公費負担の知識を身に着けることは必要不可欠だと感じています。受付では患者様から様々な質問をしていただく機会がありますが、特に医療費公費負担についての問い合わせはしていただきます。しかし知識が浅い私にはすぐにお答えすることが出来ず、まだまだ未熟だと常々感じています。そのため、どのような質問にもすぐにお答えできるような受付を目指し頑張りたいと思っております。

子供の矯正については院内研修で勉強する機会があり、私自身とても興味深い内容だったためです。私は歯並びが遺伝で全て決まってしまうのだと、昔から信じ込んでいました。しかし以前研修で勉強させていただいた時に遺伝より環境による要因が大きいのだと知りました。私が知識を身に着けることで皆様に少しでも正しい知識をお伝えすることが出来ればと考えております。

まとめ

以上のように、今後の辻中歯科医院の受付として頑張りたいことは、患者様への対応、コミュニケーションスキルの向上、チームワークの推進、知識の習得です。これらの目標を持ちながら、自己成長を図り、より良い医療サービスを提供できるように努力します。皆様何かご不明点や不安なこと、些細なことでも受付にお声がけください。

辻中歯科医院で治療のご予約は下記からお願いいたします。

お電話での問い合わせは0120‐06‐5168

インターネットからのご予約も可能です。

2023年12月09日 00:00

歯科衛生士のお仕事について

こんにちは。

辻中歯科医院予防チーム(YDH)の新卒歯科衛生士です。

早いもので、入社させて頂き半年が経ちました。

辻中歯科医院では毎日様々なことを吸収、学ぶことが出来るので、とても充実した環境で日々診療をしております。

今回は月に1度行っております、歯科衛生士業務の技術向上のための研修についてお話させていただこうと思います。

歯科衛生士の研修内容について

歯科衛生士の研修内容は、歯周ポケット検査や歯の動揺(歯が揺れているか)、歯茎から出血があるか、スケーリング(歯の清掃)、EMS(粒子が細かい研磨剤のパウダーでお掃除をしていく機械)等を使用して相互実習を行い、どのように行うことで患者様に痛みを与えることなく、綺麗にクリーニングが出来ます様に知識の取得や技術トレーニングを行っております。

辻中歯科医院YDH 技術トレーニングの様子

そして、自分自身の施術の姿勢を先輩に指導を受けたり、またチェアータイム(施術を受けていただいている時間)など、色々な予防の流れもご指導があります。

歯周ポケット検査とは

1,歯周ポケット検査とは、目盛りのついた細い器具(プローブ)を歯と歯茎の間、深くなる所(歯周ポケットと言います)に挿入し歯周ポケットの深さを測っていくというものです。

歯周ポケットにプローブを挿入時に角度が間違って測ると痛みを生じるので、特に細心の注意を図っております。

2,歯周ポケットは深ければ深いほど歯周病が進行していると考えられ、その他に歯茎からの出血や排膿(歯茎から膿が出る事)がないかも細かく確認します。

歯周ポケットの深さごとの歯周病進行度合

歯周ポケットの深さごとの歯周病進行度合

辻中歯科医院ではこれらの数値はカルテに記録されており、改善または悪化した場合はすぐにわかるようになっています。そして、患者様に合わせた治療や予防の計画、または保健指導をしております。

歯周病はかなり進行してからでないと自覚症状がないため、歯周ポケット検査やレントゲンでの歯槽骨の吸収やCTによって骨の厚みなど様々な角度から進行具合を把握しています。

だは次にお掃除の方法をご説明いたします。

スケーリングとは

スケーリングとは歯茎の上または歯茎の下にある細菌の塊(プラーク)や歯石を専用の器具で除去していくというものです。

細菌の塊(プラーク)が唾液に含まれるカルシウムとリン酸カルシウムによって石のように硬くなった歯石は、時間が経つほど硬くなり、歯ブラシで取ることはできません。そういった歯石をスケーラーとよばれる器具や超音波スケーラーの機械で振動を与えて除石を歯科衛生士が施術いたします。

歯茎の中の歯周ポケットの部分では、歯と歯茎の付着を剥がさないよう動かし方に気をつけて行っております。これが大変難しいので研修で先輩方に教えていただき学び中です。

歯周病の軽度〜重度の歯周病を患っている患者様はスケーリングの際、出血を伴うことが多く場合によっては痛みを生じることもあります。これは歯周病によって歯茎が腫れ炎症を起こしている状態であります。操作を誤って歯茎を傷つけている訳ではございません。ご安心ください。

EMS(パウダークリーニング)とは

歯科機器EMS社のエアフロー プロフィラキシス マスター

当院では予防先進国であるスイスで誕生しました歯科機器EMS社の【エアフロー プロフィラキシス マスター】のエアフロー機器を使用しております。

エアフローとは

粒子の細かい専用のパウダー(エリスリトール)と超微細ウォータースプレーを歯に噴射することにより、こびりついた着色汚れや細菌の塊(プラーク)を除去することが出来ます。

また虫歯や歯周病、インプラント歯周炎の原因菌とされているバイオフィルムを粒子の細かい専用のパウダー(エリスリトール)を用いて、除去することも出来ます。

エリスリトールのパウダー

エリスリトールとは

エアフローで使用されるエリスリトールとは、ブドウ糖から作られた甘味料で食品にも使用されておりますので口腔内に使用しても安全安心です。

パウダー粒径も【40μm】と小さく口腔内での当たりがソフトで、少し甘い味がするため小児からご高齢の方まで幅広い層の患者様にご提供することが可能です。

また、ミュータンス菌への抗菌性を持ちキシリトールより虫歯の予防効果が高いことが認められております。近年では、歯周病の原因菌とされているバイオフィルムの形成を阻害するなど歯周病の予防にも効果があることがわかってきました。

エアフローのメリット

エアフローは歯と歯の間や補綴物の周り、矯正のワイヤー部分など歯ブラシでは届かない着色汚れや細菌の塊(プラーク)を除去することが可能です。

また金属チップや研磨剤を使用せず、粒子の細かい専用のパウダーで歯や補綴物に直接器具が当たらないため、侵襲を最小限に抑えクリーニングすることが可能です。

エアフローのデメリット

下記の場合の方は適用外となる場合がございます。

  • 呼吸器疾患をお持ちの方
  • 妊娠中、授乳中の方
  • ナトリウム摂取制限を必要とする方
  • エリスリトールのアレルギーがある方

エアフローはこんな方におすすめです!

  • 新しいクリーニングを体験したい方
  • 短時間で快適なクリーニングを受けたい方
  • コーヒー、タバコなどの着色が気になる方
  • できるだけ歯に負担をかけたくない方
  • 虫歯や歯周病の予防をしたい方
  • 普段のクリーニング中、知覚過敏で歯が染みて辛い方

歯科衛生士研修での学びについて

入社して約8ヶ月…歯科衛生士研修では歯科医療接遇や歯科衛生士業務の基礎、位相差顕微鏡での知識など様々なことを学びました。

その中で私が1番苦戦したのは歯科医療接遇です。私はコミュニケーションが苦手で、その上普段は使用することが少ない敬語を使用するので最初はとても苦戦しました。ですが、当院の先輩衛生士の患者様への接遇やコミュニケーション能力はとてもレベルの高く説明や指導も手厚いのでスキルアップ出来ていると実感しております。また良いキャッチフレーズなどや言葉のチョイスを入れることで私自身のレベルアップに繋げることが出来ます。

患者様とのコミュニケーションや歯科衛生士としての技術は、患者様からまたメンテナンスへ来院したいと思っていただけます様に、とても大切な事だと思っております。様々な新しい知識を取り入れ、自分が苦手とすることは空き時間や自分自身の学びの時間を見つけて練習を行い、これらを患者様にご提供できます様、辻中歯科医院での研修は大切だと思っております。

辻中歯科医院でのリフレッシュ方法

辻中歯科医院では院長が定期的に開催してくださる食事会や慰安旅行、秋の遠足があります。今回は最近開催された秋の遠足についてご紹介させて頂きます。

2023/11/15〜16 秋の遠足

11/15の診療終わり院長がスタッフ皆を「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」に連れて行ってくださいました。

辻中歯科医院 秋の遠足の様子

ディナーはホテルの21階にある「神戸グリル」で鉄板焼きをご馳走してくださいました。特別な日にしか食べることのできない、高級なお肉や海鮮を目の前で調理してくださり、とても迫力がありました。その上とても良い景色を見ることが出来る席だったので幸せを感じました。

「神戸グリル」

そして客室は、院長が普段頑張っているスタッフの為にとランクの高い部屋をご用意してくださいました。客室に露天風呂があり泊まる人数は4人だったのですが、4人には広すぎる贅沢な部屋でとてもくつろげることが出来ました。

露天風呂付きの客室

私の辻中歯科医院で頑張ることが出来るひとつに、院長が開催してくださる様々なイベントがあるからです。イベント毎にスタッフとの仲も深まり、楽しい時間を過ごすことが出来ます。この様なイベントを開催してくださる歯科医院は数少ないかと思いますので、院長にはとても感謝しております。

これからも辻中歯科医院で働くにあたって楽しいことだけではなく、大変なことも多々あるかと思います。自分が将来どのような歯科衛生士になり、辻中歯科医院でどのように成長し、貢献出来るようになりたいのかを今一度考え、精進して参ります。

まとめ

是非辻中歯科医院の衛生士の仕事を見に来てください。

メインテナンスのご予約は下記からお願いいたします。

お電話でのお問い合わせは0120-06-5168

インターネットからのご予約も可能です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

2023年12月02日 00:00

年末年始の休診のお知らせ

平素は当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。 年末年始の期間について、下記の通りお知らせいたします。

2023年 12月29日(金)の午後~2024年1月4日(木)まで

上記期間中は、院内の診療業務を休止させていただきます。ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

年明けの診療は、2024年1月5日(金)より通常通りに再開いたします。 なお、診療予約については、オンライン予約システムをご利用いただくか、年明けにお電話にてご予約いただけますようお願いいたします。 ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2023年12月01日 00:00

乳歯と永久歯について

こんにちは。辻中歯科医院歯科衛生士予防チーム(YDH)です。

今回は、乳歯と永久歯について、違いや生え変わりの時期などについてお話をさせていただきます。

乳歯と永久歯について

乳歯について

乳歯の特徴

乳歯は上下各10本の合計20本あります。

乳歯の色は青白色している乳白色の色になります。乳歯は永久歯(大人の歯)と比べて硬度が低いためむし歯になりやすく、むし歯になると進行も速いと言われています。

乳歯は、咀嚼(お口の中で食べ物を良く嚙み砕き味わうこと)をするための歯の機能だけでなく、後から生えてくる永久歯のためのスペースの確保や、咀嚼による筋肉や顎骨の成長・発育のための重要な機能を担っています。

乳歯の形成時期

乳歯の形成は、母親のお腹の中にいる時から既に始まっています。

基本的には1番早くて胎生7週(妊娠9週)頃から形成し始め、1本の乳歯は萌出後、だいたい約1〜2年ほどで完成してきます。

乳歯は大部分が母親のお腹の中にいる時期から始まっており、妊娠中の栄養不良や薬の服用などは乳歯の形成に影響を及ぼす可能性が高いため、健康状態の注意が必要となります。

生まれてくる赤ちゃんの歯のことを考えると、妊娠中は特に歯の組織を強くするようなリン(タンパク質の多い食べ物)肉(特にレバー)や魚、卵、乳製品(牛乳やチーズ等)やカルシウム牛乳やチーズ、ヨーグルト、小魚、豆腐、納豆等を積極的に摂るようにしましょう。

乳歯の形成時期

乳歯の萌出時期(歯が生え始める事)

最も早い時期に萌出する歯で、生後6〜7ヶ月頃に下の中央前歯(下顎乳中切歯)が萌出してきます。

萌出は、下の前歯から始まり、7ヶ月頃に上の前歯が生え始めます。その後、第一乳臼歯と言われる奥から2本目の乳歯、その1本手前の乳犬歯と言われる歯が1歳〜1歳半頃に生えてきます。

最後に、第二乳臼歯と言われる1番奥の大きな乳歯が2歳頃に萌出してきて、約3歳頃には乳歯が全て生え揃い乳歯列が完成します。

ただし、歯の萌出時期は多少の個人差がありますので、すでに3歳になっているのに乳歯20本全て生え揃っていないということもありますので、だいたい前後半年程度は誤差の範囲です。

永久歯について

永久歯の特徴 

永久歯は上下各14本の合計28本あります。親知らずも含めると最大で32本あります。

永久歯は2種類あり、乳歯が脱落して乳歯の後に生え代わる永久歯のことを代生歯といい、乳歯の後方に生える永久歯を加生歯ともいいます。

永久歯の色は乳歯と違い、黄白色(栄養が沢山詰まっている)をしています。歯の表面の組織が乳歯よりも厚く、大きさも乳歯よりひとまわり大きいです。

永久歯は、乳歯より歯の表層の厚さが約2倍程になりますが、萌出したての約2年間程は歯の石灰化が不完全で、むし歯に対する抵抗性は低いと言われています。この萌出したての歯の根がまだ未完成な永久歯を幼若永久歯と言います。永久歯は萌出後、唾液の中のカルシウムやリンなどの成分を歯に取り込んで成熟していきます。

特に永久歯の萌出したてのこの時期のフッ化物の応用は、歯の石灰化を促進し、耐酸性が増強することにより、むし歯の予防効果を発揮しますので、定期的な歯科医院での検診とフッ化物の塗布は非常に大切です。是非歯科医院でフッ素塗布をおすすめいたします。

永久歯の形成時期

永久歯の形成は、胎生4ヶ月(妊娠4ヶ月半)頃からつくられ始めます。

1本の永久歯はだいたい萌出後、約3年ほどで完成してきます。

永久歯の形成時期

永久歯の萌出時期

6歳前後になるとまず最初の永久歯、第一大臼歯といわれる歯が乳歯の後方に生えてきます。この第一大臼歯といわれる最初に萌出し始める永久歯は、6歳頃に生えてくるため6歳臼歯とも言われています。

最近では、奥の第一大臼歯といわれる永久歯ではなく下の前歯(中切歯)が最初に乳歯と生え代わり萌出してくることも多いと言われております。

第一大臼歯と下の前歯の中切歯が萌出してから約6ヶ月〜1年ほど経過するとその歯の横の側切歯が生え代わります。9歳、10歳くらいになると第一小臼歯といわれる奥から3つ目の歯と、そのもう1本手前に犬歯(糸切り歯ともいわれる)が生え変わってきます。

その後次には、11歳、12歳頃に6歳臼歯のひとつ手前の第二小臼歯が萌出してくることで永久歯列は完成してきます。

もう一つは、永久歯には永久歯の特徴で先程ご説明させていただきました、親知らず(第三大臼歯)があります。親知らずは、生まれつき上下左右の奥歯全ての4本ある方と、生まれつき1本も存在しない方といます。人により存在する本数が違います。親知らずは、早い人で13歳〜15歳頃、又は20歳頃に萌出してくるケースもあります。親知らずを含めると、全体で永久歯は20歳頃に萌出が完了してきます。

永久歯の生え代わりの年齢は大体の平均です。平均的な歯の萌出年齢の時期に歯の萌出が生えていなくても、これにプラス2年ほど足した年齢まで経過観察で様子を見ていくことが多いです。

上記の様に、永久歯は6歳頃から12歳頃で乳歯から生え代わってくるため、乳歯の寿命はだいたい約6〜10年程度になります。

乳歯の寿命は短いため、むし歯になっても大丈夫…?

いえいえそんなことはありません!!

乳歯がむし歯になってしまうとその下から生え代わってくる永久歯に悪い影響を与えてしまうことがあります。むし歯になりにくい丈夫な永久歯を維持するためにも口腔内のケアを大切にしましょう。

人間の歯は一生で一度しか生え代わりませんので、永久歯は乳歯から生え代わった後、一生使用していく大切なものです。

そのため、永久歯がむし歯や歯周病によって失ってしまわないようしっかりとケアをし大切にしていく必要があります!!

乳歯と永久歯の口腔ケアについて

乳歯と永久歯の口腔ケアについて

乳歯の口腔ケア

出生後7ヶ月頃にまず最初の乳歯が生えてきますので、その頃から歯磨きを始めると良いでしょう。出生後7ヶ月〜1歳頃までの時期は、歯をゴシゴシしっかりと磨くことよりも、お口周りやお口を触られること、歯ブラシをお口に入れる感覚に慣れてもらうようにしましょう。

また、保護者による口腔清掃習慣を身につけましょう。

お子様が自分で歯ブラシを持てるようになったら、自分磨きに挑戦し、自分で磨こうとする習慣をつけましょう。ただ、自分磨きだけでは十分に磨けていないのがほとんどですので、保護者による仕上げ磨きをしっかりと行うことも大切です。仕上げ磨きはだいたい永久歯が生え揃ってくる12歳頃までは行うようにすると良いでしょう。

また、1歳半頃からフッ素の塗布を行うために歯科医院に定期的に通院されることをおすすめいたします。まだうまくうがいができないお子様でもフッ素塗布をすることは可能ですので、是非歯科医院でのフッ化物の応用を行うようにしましょう。

フッ素塗布はだいたい3ヶ月〜6ヶ月に1回のペースで定期的に歯科医院でフッ素塗布いただく事がオススメです。

フッ素についての詳細は以前の2023年2月18日更新のブログにありますのでそちらをご参照ください。「フッ素について」

健康な歯ぐきと歯肉炎

永久歯の口腔ケア

永久歯が萌出してくる頃になると、むし歯だけでなく歯肉炎にもなりやすくなるため、注意が必要です。健康な歯肉の状態と炎症の起きている状態との違いを理解してもらうようにし、歯磨きだけでなく歯と歯の間も丁寧におそうじを行うようにしましょう。

大人の方にフッ素塗布を行うことも有効的ですので、是非定期的な歯科医院でのクリーニングの際にフッ素塗布をお願いしてみてください。

当院では、お子様からご高齢の方まで幅広い年齢の患者様が来られるため、どの年代の方でもしっかりと対応をさせていただくことが可能です。

お子様が歯磨きを嫌がる、口腔ケアをどのようにしたら良いかわからないなどお困りごとがありましたら些細な事でも構いません。是非私達辻中歯科医院YDHの予防チームにご相談ください。

辻中歯科医院でメインテナンスのご予約は下記からお願いいたします。

お電話でのお問い合わせは0120-06-5168

インターネットからのご予約も可能です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

2023年11月25日 00:00

こどもの矯正治療の歯並びの状態と費用と期間について

当院でも多くのこどもさんが診療にきて頂き、診療所が賑やかで華やかなひと時と

なります。当院の女性スタッフたちもお子さんたちから元気をもらい、生き生きと仕事させて頂いております。

まずはお子さまの歯並びの状態と年齢と装置から説明させて頂きます

「歯並びの状態」

1.出っ歯

2.前歯のデコボコ

3.受け口

4.開口

5.すきっ歯

6.過蓋咬合

不正咬合は大きく分けて上記6種類に分類されます。

こどもの年齢に合わせた矯正装置

こどもの矯正は乳歯列が残存する3歳から11、12歳くらいです。

年齢的には3歳から5歳までは中々矯正装置を安定してお口の中に入れることが難しく、

こどもの成長の状況に合わせて当院では5歳前後からスタートさせて頂いております。

当院では5歳から8歳までの矯正装置は「プレオルソ」

辻中歯科医院では5歳から8歳までの矯正装置は「プレオルソ」

9歳から11歳までの乳歯と大人の歯「永久歯」が混在する混合歯列期は

「*1)インビザラインファースト」を使用しております。

*1)インビザラインファーストは製造元のアライン社の規定に合致しないと8歳から11歳でもインビザラインを用いての治療を提供できません。

矯正にかかる費用

プレオルソの費用

プレオルソは10万円(税込)「治療費は毎回3000円」

インビザラインファーストは50万円(税込)「治療費は無」

但し、当院にてプレオルソでは治療が完了せず(規定通りプレオルソ装着されていた場合で)当院にてインビザラインファーストに移行した場合、インビザラインファーストの値段は40万円「10万円値引き」となります。

プレオルソは1年間の治療カリキュラムで通院間隔は1か月半から2か月毎となります。

すなわち、1年間で治療回数は6回から8回となりますが、成長スピードによっては期間が2年など延長になる場合があります。

※1年を超えるプレオルソの長期使用による劣化、摩耗、咬耗、破損は再購入を3万円でお願いしております。

インビザラインファーストの費用

インビザラインファーストの場合は製造元のアライン社の規定により18か月の治療カリキュラムとなっております。18か月を超える場合は当院では、時機を見て本格的な矯正「期間は最大5年」への移行とさせて頂いております。

尚、当院でインビザラインファーストから本格的な矯正に移行した場合には、本来の本格的な矯正費用85万円の費用を35万円値引きさせて頂き50万円の費用で申し受けさせて頂いております。

こどもに矯正が必要な理由

それではなぜ、大人になってからではなく、こどもの時期に矯正したほうが良いのでしょうか?その理由は大きく4つあります。

1.大人の骨と比べ骨がやわらかいので歯が動きやすい

2.大人の歯を抜かないで矯正が終わる場合がある「大人になって親知らずは抜く時あり」

3.こどもの口腔悪習癖や姿勢の悪習癖を早期に取り除き、後天性の不正咬合になりにくくする

4.こどもの上顎の成長は脳の発達成長の影響を強く受け10歳で80%成長が終わっているので急ぐ必要がある

小児矯正装置の作用と、こどもの歯並びの状態

次に上記の不正咬合の歯並びは各装置のどういった作用機序を受け改善に向かうのか説明いたします

1.出っ歯「いわゆる上顎前突」

口輪筋の作用が弱く、しまりが弱いと出っ歯に見えやすいので「プレオルソ」を使って口輪筋の作用を高めます

又、下顎劣成長による出っ歯はくいしばりや歯ぎしりによる下顎後退も考えられる為、8歳まであればプレオルソで夜間の歯ぎしり防止8,9歳以降であればインビザラインファーストによる下顎臼歯挺出が良いです

h4)2.前歯のデコボコ「いわゆる叢生」

これは顎の大きさが歯の大きさに比べて小さいことが原因なので、年齢によって

プレオルソやインビザラインファーストで対応すれば早期に改善が見込まれます。

3.受け口「いわゆる反対咬合」

親御さんが気付いた時点で早ければ早いほど良い治療結果が得られます

プレオルソで対応すると症例にもよりますが「3か月」で完治する場合もあります

是非、上顎の切歯縫合が閉じる11歳までに対応してください

4.開口

開口の場合は口輪筋のしまりが悪い場合や乳児嚥下癖が残存している場合があります。

これはプレオルソやインビザラインファーストを使いながら、当院では筋機能訓練「MFT」をスタッフがこどもたちに実施させて頂いております「別料金は発生しません」

5.すきっ歯

一般的に生え変わる時はスムーズな交換の為に隙間が欲しいのである程度の隙間は許容範囲内です。レントゲンやCTで生え変わりのスペースを確認致します。

ただ、顎のアーチに比べて舌が大きかったりする場合にもすきっ歯になったりします

その時は安静位の時舌がスポットといわれる位置に収まるよう筋機能訓練「MFT」を行います

6.過蓋咬合

これは上の前歯が下の前歯を2ミリ以上隠れている場合にこう表現されます

下顎後退しているときに過蓋咬合になるときもあります

それ以外に口輪筋の作用が強すぎたりして上の前歯が内側に倒れてくると過蓋咬合になりやすいです

年齢によってプレオルソやインビザラインファーストを使います

又臼歯が頬側や舌側に倒れていたりして咬合高径「上と下の奥歯の高さ」が低い時も

過蓋咬合になる時があります

この場合はプレオルソやインビザラインファースト又は特別な矯正用のゴムを使ったりします

プレオルソとインビザラインファーストについて

次にプレオルソとインビザラインファーストの各装置の直接的に歯並びを治す以外の目的を説明いたします。

プレオルソについて

最大の効果は『歯並びが悪くなる原因を除去します』

1.プレオルソの適応年齢

適応年齢が5歳から8歳なので永久歯も掴める程、出てきていません

すなわち、歯に矯正力をかけられない状態ですので、歯が植立している顎を

大きくして歯が出てきやすいように顎を大きくしたりします。

2.プレオルソの作用

舌を正しい位置に誘導したり口輪筋の作用を適正にします。

3.プレオルソの呼吸への影響

口呼吸から鼻呼吸に改善させ低位舌や乳児嚥下を取り除きます

このような効果が発揮されると仮に矯正期間が足らず、将来本格的な矯正が必要になったとしても、プレオルソによって顎や筋肉が育っているので抜歯も回避でき、矯正装置を外したとしても後戻りのしにくい歯並びとなります

こどもの歯並びの状態の中で1から6の症状の内、特に治療の緊急性が高いのが「受け口と言われる反対咬合」となりますが、プレオルソとの相性は抜群です。

早ければ早いほど効果が期待できます。

又、放っておくと将来抜歯だけで済まず、外科処置まで必要なケースもあります。

その理由として
スキャモンの成長発育曲線

一般的に上の歯並びが下の歯並びよりアーチが大きいのですが、

反対咬合のままですと下の前歯が上の歯をブロックして上の前歯が唇側に出られず、上あごの成長を阻害します。

そうなると歯が植立している上顎のアーチまで成長できなくなってしまい、上の前歯がデコボコになりやすくなります。

スキャモンの成長発育曲線によると上顎の成長は10歳で80%終了していますが、下顎は80%成長するのに16歳までかかります。

インビザラインファーストの特徴

最大の効果はズバリ『上顎のアーチの拡大です』

1.永久歯の萌出スペースの確保

適応年齢が「混合歯列期である」8歳から11、12歳でこの時期は上顎切歯縫合が閉じておらず、上顎のアーチ(歯並びの歯列弓)拡大を急務といたします。

上顎のアーチを頬側や唇側に拡げることによって前歯や奥歯の永久歯萌出スペース確保を行います。

2.歯並びの歯列弓の拡大と鼻呼吸
混合歯列期の上顎に見られる切歯縫合

切歯縫合が閉じる前に縫合を拡げて上顎のアーチを拡大することによって、鼻呼吸がしやすくなり、鼻呼吸できると鼻道の上の1~2㎜の厚みしかない骨の上の前頭葉を冷やし脳の温度を冷ますことができます。又、鼻を通った空気は鼻毛で異物が取り除かれその後温められて気道に入りますので気管支を痛めることもないです。

逆に上顎のアーチが狭く鼻呼吸しづらいと口呼吸がちとなり、冬の冷たい空気などが口を通り空気が温められることなく気道に入り気管支を痛める原因にもなります

インビザラインファースト矯正の症例

afterにはきちんと霊長空隙を設定しております

霊長空隙とは大人の歯との交換時の調節的役割があり、スムーズな生え変わりの為に必要な空隙です

インビザラインファーストの開咬の症例

まとめ

小児矯正は歯並びをきれいにするだけでなく、顎骨を拡げて口呼吸から鼻呼吸へ誘導し脳の成長発育に寄与することが望めます!11歳が切歯縫合が閉じる基準となるのでお早めに近くの歯医者さんに相談しましょう。

辻中歯科医院ではお子さまが怖がらず、継続して矯正治療が受けられるよう、全ての患者さんにビフォーアフターの写真やより効果的結果が得られるように筋機能訓練「MFT」も同時に行っています。

2023年11月18日 00:00