第21回 国際歯周内科学研究会東京学術大会の感想
こんにちは辻中歯科のYDHです。私はYDHのチームに入って1年目の新人歯科衛生士です。4月21日に東京で開催された国際歯周内科学研究会第21回東京学術大会に院長、副院長とそして私達歯科衛生士の3人合計5人で参加させていただきました。今回はその学術大会についてお話させていただきます。
目次
国際歯周内科学研究会とは
国際歯周内科学研究会とは一般社団法人で2001年より歯周内科治療だけではなく、その他の歯科治療分野についても研究、情報交換できる場としてできた研究会です。
国際歯周内科研究会の理念と使命
理念:歯周内科治療を世界に広め、ペリオ(歯周病)のない社会を実現する
使命:1.歯周病治療に科学的な検査・診断を導入し、歯周内科治療の世界標準化を目指す
2.口腔内微生物叢のコントロールを適正に行い、歯周病の改善と全身の健康増進に寄与する
3.抗生剤使用の正しい知識について研究・普及を行う
4.安心・安全な歯科医療のために院内感染防止対策の普及につとめる
参照 国際歯周内科学研究会ホームページ
国際歯周内科学研究会学術大会に行くまでのスケジュール
国際歯周内科研究会東京学術大会は21日に行われましたが、前日に東京に入り、参加しました。20日の辻中歯科医院の診療終了後、直ぐに歯科医院を出発し新大阪駅へ移動しました。新大阪駅から新幹線に乗ってお弁当を食べ東京まで移動しました。お弁当は院長が新大阪駅でローストビーフ弁当やステーキ弁当をご馳走してくださいました。デザートにはゴディバのアイスもいただきました。仕事を終わったご褒美の高級お弁当、とてもとてもおいしかったです。
学術大会前日の夕食と当日の朝食
東京駅からは両国駅まで電車で移動しました。翌日の学術大会の近くのホテルに泊まりました。ホテルもとてもきれいで両国にあるため内装もお相撲に関係のある装飾がされており感動しました。また階が上の方でしたので夜景もとても綺麗でした。前日はゆっくり睡眠を取ることができたので当日もしっかりと話を聞くことができました。翌朝の、朝食はホテルのバイキングを食べたのですが、そこにあったうどんがとても美味しく、2回もおかわりをしてしまいました(笑)。
いよいよ学術大会へ
学術大会の会場は東京両国KTCホールにて開催されました。東京両国KTCホールはホテルから徒歩10分の所にあります。向かう途中でこのような石碑を院長が見つけました。両国は相撲で有名な土地ですが、歯科にもゆかりがあるのかなと感じなんだか嬉しく思いました。
様々な歯科関連商品の展示
会場に入るとたくさんの企業のブースがありました。そこでは新しい商品や企画等を展示してあり実際に購入することも可能でした。私たちは歯ブラシをサンプルでいただいたり、気になる歯磨剤を購入し使ってみました。とても良い商品でしたので、辻中歯科医院に置いて患者さんへお勧めしていきたいと思っています。
講習の内容
学術大会の講義は3人の先生によって行われました。
1人目はにしだわたる糖尿病内科の西田亙先生による「歯周病を全身疾患と捉え始めた医学会」というテーマでお話しをしてくださいました。歯周病と全身、糖尿病の繋がりについて医師の西田亙先生にお話ししていただき、歯周病による糖尿病の悪化や、口腔内をきれいに保つ事により全身にどのようなメリットがあるかを詳しくお話しして下さいました。
先生はとても面白い方で、話し方もすごく上手なため頭にとても残る印象深い講習でした。
西田亙先生は歯周病と糖尿病の関わりについての本も出版されており、その本も院長に買って頂いたので今回の学術大会に参加できなかったスタッフも勉強する事も出来ますし、参加したスタッフも振り返りしてしっかりとアウトプットできるように勉強しております。
また、このようなポスターを紹介していただきました。可愛いハムスターをメインで入れる事によって人の目を惹きつけやすいことであったり、詳しい医療用語を入れない事により医療従事者以外もイメージしやすいようなポスターです。当院でも受付、各チェアーに貼り出しています。
講習の間に休憩がありお昼ごはんはお弁当がでました。しっかり食べて午後に備えました。とても美味しかったです。
2人目はかすもり・おしむら歯科・矯正歯科・口腔機能クリニック院長の押村憲昭先生による「歯周病と全身の関連これからの医科歯科連携」のテーマでお話しして下さいました。
押村先生は地域の医科に歯周病と全身疾患についての本を配り、医科と歯科の連携を広めた先生です。医科と歯科の連携について具体的にどの様に行うと良いのか、連携することによる保険点数についてお話ししてくださいました。
先生のお話は、歯周病と糖尿病の繋がりだけではなく、できるだけ改善していく為に実際にどの様な活動をされていたのかを話を聞いてそのような活動が今の医科歯科連携に繋がるのだと感じました。
3人目は国際歯周内科学研究会常任理事生田図南先生による「訪問診療における位相差顕微鏡とリアルタイムPCRの活用」のテーマでお話してくださいました。
口腔衛生等管理の義務化について具体的にどの様にしていけばよいのか、実際に位相差顕微鏡・リアルタイムPCRを活用した歯周病治療について症例を出して説明してくださいました。
先生のお話を聞いて感じた事は、これから高齢者が増えていく少子高齢化社会でどの様に歯周病や糖尿病を改善していくと良いのか分かりやすい症例を用いて説明してくださり非常に分かりやすくアウトプットしやすいと感じました。
学術大会終了後は東京駅に向かい皆で早めの夜ご飯でお蕎麦を院長にご馳走していただきました。下のお写真のお蕎麦とてもとても美味しくて院長と副院長と私達大変幸せな気持ちになりました(^^)。食事後に皆で学術大会を振り返ってどの様に感じたかを意見交換をしました。辻中歯科医院では患者さんにどの様にご提供ご提案をしていくのか等を、話し合いました。その後、お土産を買い新幹線に乗り大阪まで帰ってきました。行きも帰りも長時間の移動で皆、新幹線でスヤスヤ寝ていました。疲れて帰宅しましたが大変自分自身成長した一日になりました。。
国際歯周内科学研究会東京学術大会を振り返って
私は辻中歯科に入社して4月で2年目になりますが、大阪を出て泊まって講演を聞くのは初めてでした。初めはどの様な講演か分からず少し緊張もしましたが、この学術大会で講演してくださった先生皆さまとても分かりやすい講演内容で聞いていて大阪に帰ったら患者様に伝えて私も頑張りたいなという気持ちになりました。私が講演を聞いて一番印象に残ったことは、「歯周病を治療することにより糖尿病の薬が1種類減る」ということです。歯科衛生士の専門学校では歯周病と糖尿病に繋がりがある事は学んでいたのですが、実際にどの様に関わっていて歯周病を治療することによるメリットを患者様に具体的にお話することはできませんでした。しかし、今回の講演を聞き患者様にも分かりやすくインパクトに残る説明の仕方やポスターなどを紹介していただきとても勉強になりました。専門学校を卒業してもその様な学ぶ機会を与えて頂いた辻中歯科の環境はとても凄いなと思いました。辻中院長いつもありがとうございますという感謝の気持ちです。今回の学術大会で学んだことを患者様にお伝えできるように今後も頑張ってまいりますので、皆様何か気になっていることや不安な事があれば歯科衛生士にお尋ねください。私達2階の予防ルームは副院長はじめ素晴らしいチームだと誇りを持っております。辻中歯科医院2階の予防ルームでお会いできるのを楽しみにしております。
辻中歯科医院でメンテナンスのご予約は下記からお願いいたします。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。