小児口腔育成の矯正について
小児口腔育成の矯正について
小児口腔育成の矯正について
医療法人 良光会 歯科衛生士(DH)
辻中歯科医院
TSUJINAKA.DC.Med.Corp
こんにちは!辻中歯科医院のYDHです。私は歯科衛生士2年目で辻中歯科医院の理事長から
小児の口腔機能の矯正の担当衛生士のお話しをいただき勉強しております。元々、子供が好きなので楽しく学びながら診療しております。今回初めて小児のお口の育成=小児口腔育成についてお話をさせていただきます。
h2)小児口腔育成の矯正って何か
矯正をする目的は見た目を綺麗にする為だけではなく、歯並びが悪くガタガタしていると、歯磨きが不十分になり虫歯や歯周病の原因になります。その他にもかみ合わせが悪くなり顎関節にも異常が出たりすることもあります。当医院では、矯正を行う前の歯が並ぶためのスペース作りをする「0期矯正」があります。そのためにプレオルソという矯正装置があります。このプレオルソ装置は歯を並べる事が目的ではありません。歯並びを悪くしている原因を取り除く装置になります。プレオルソにもタイプが3つあります。
h3)プレオルソ装置の3つのタイプ
タイプ1は出っ歯の時に使用されます。タイプ2は前歯のガタガタな歯並びの時に使用されます。タイプ3は上と下の歯が反対になっている歯並びの時に使用されます。そのためそのお子様にあったプレオルソを使用する事ができます。プレオルソは日中1時間と夜寝る間に装着します。それでも改善が見られない場合、インビザファーストという「1期矯正」になり子供の歯と大人の歯がある年齢の時に大人の歯が生えるスペースを作る矯正を行っていきます。インビザファーストは食事以外はずっと装着したままになりますが、マウスピースの為、ワイヤーと比較すると目立ちにくいです。
h2)プレオルソの0期矯正と1期矯正を行うメリットとデメリットについて
h3)メリット
0期矯正と1期矯正を行うメリットは0期矯正を行い歯並びを悪くする原因を取り除く事によって、後戻りを少なくする事、1期矯正を行う事により成長期に合わせて矯正するためスペースが作りやすく、将来矯正する際に歯を抜く事を少なくします。0期矯正で上手く歯列を並べる事ができれば費用も抑えることができます。(プレオルソ12万円・毎回の診察料5千円 治療期間約1年10回 インビザライン80万円~100万 診断料2万円:令和6年9月現在)
h3)デメリット
デメリットは0期矯正は約6から7歳まで、1期矯正が11から12歳までと言われています。そのため期間が長い為、本人のやる気が無くなってしまいプレオルソやインビザファーストの装着時間が短くなってしまいます。 装着時間が短くなってしまうと上手く歯が並ばなくなってしまいます。
h2)小児口腔育成の矯正プログラム
矯正期間に合わせて行うプログラムが口腔育成になります。生活習慣の中で歯並びを悪くする原因を取り除いたり、正しい姿勢や運動を生活の中で取り入れていただきますようご指導、ご鞭撻のほどさせていただきます。歯並びを悪くする原因を取り除く事により後戻りを無くしたりする事ができます。歯並びは遺伝が原因だと思われてる方が多いですが、遺伝は2〜3割で生活習慣7〜8割と言われています。そのため普段からの悪い生活習慣を改善を出来るだけ早いうちにしておく方が、大きくなった時の歯並びに影響します。
h3)歯並びと全身についての関わり=ディープフロントライン
ここでは歯並びと全身の筋肉膜についておはなしをしたいと思います。お口の中の舌の筋肉は足のつま先までの筋肉と繋がっていて、体の中心を通っていて姿勢維持したりする事=ディープフロントラインという筋肉の膜があります。
そのため、お口と全身の繋がりがあります。例えば、猫背のお子様の場合、背中が丸く肩が前に出て頭が下がっている姿勢になると思います。そうしてしまうと鼻で呼吸する事がしんどくなりますね、自然と口呼吸になってしまいます。そのためお口が開いた状態になり、お口ポカンに繋がるのです。歯並びは唇、頬と舌の力でバランスを取り合い綺麗に並ぶ事ができますが、お口が開いてしまうと唇に力が入らないため、前歯が出てしまう状態になってしまいます。そのほかにも様々な生活習慣で歯並びを悪くする原因があるのでそれを見つけていき改善して頂くためのトレーニングを当院では行っているのです!!
h2)小児口腔育成の矯正の勉強
現在、私は辻中歯科医院の通院中の子供さん達にトレーニングを行って、勉強を日々しております。今年の冬から月に1回、外部か専門の先生が講習をして頂く機会を4ヶ月間受講しました。基礎的な知識から応用な内容も全て学びました。しかし、その内容をアウトプットすることが難しく悩んでいたところ、講師の先生にもう一度基礎的な内容を復習するために夏にある講習を受ける事を理事長より提案して下さり、8月4日に梅田で講習が行われたのでそちらに参加させて頂きました。
冬に受けた内容を復習する事ができ、知識があるのでより理解して受ける事が出来たのでよりインプット出来たと思いました。
h3)小児口腔育成の矯正でスプーンの役割
深いスプーンを使用する事によりお口を閉じづらく、上唇に押し当てるようにして使用してしまいます。しかし、それでは上唇を閉じるという筋肉が鍛えられず、お口ポカンや上唇がめくれたようになってしまいます。また上唇の力が弱くなるため出っ歯の原因にもなります。その他にも沢山の事を教えていただいたので患者様にしっかりとお伝えできるように頑張っていきます。その他にも月に2回先生に来ていただき実際に先生にお子様を見ていただき、実際にどのような指導やトレーニングを行うのか、診療が終わった後に口腔育成をしているスタッフで情報共有を行い、先生からアドバイスを頂いております。
h2)小児口腔育成の小児矯正とプレオルソ装置の治療の流れについて
生まれる前から小学生までのアプローチの仕方について講義して頂きました。その講義の内容でスプーンを用意して頂き実際に咥えてみる事でスプーンの種類でどのように姿勢に変化があるかを実習しました。
小児口腔育成の小児矯正で辻中歯科医院ではプレオルソ装置の治療をしております。次に治療の流れとご案内をさせていただきます。
h3)無料相談のご案内
辻中歯科医院でプレオルソを行いたい場合、初めに無料相談を受けることができます。iTeroという器械にカメラが付いており、それでスキャンすることにより3D的に再現され、その画像を元に現在の歯並びについてや治療方針について詳しくお話させていただきます。
h4)検査について
小児口腔機能の矯正を行う事により、精密検査を行います。精密検査では今の顎の骨の状態を確認するためのレントゲン写真、歯型のかたどり、お口の中の写真5枚(正面・右側・左側・上・下)お顔の写真を取っていきます。
h4)プレオルソ装置の装着
1週間後以降にプレオルソが届き次第スタートになります。辻中歯科医院では1か月半〜2か月ごとに来院して頂き使用に問題がないか確認を行います。その後は問診やフィードバックを行います。1日でどのくらい装着しているか等を確認します。その後は資料を集めをするために、お口の中の写真5枚、立ち姿、サーモグラフィシートに乗ってどの様に普段足を使っているか、ストレッチボードに立つことができるか等の写真を撮影して姿勢等の評価をします。それを参考にして口腔育成のトレーニングを行い自宅でもできるトレーニングをお伝えしさせていただき次の来院まで頑張っていただきます。お口の中の写真はどの様に変化があるか実際に見ていただくこともできます。
h2)最後に
私は口腔育成に携わらせて頂いてから、3か月ほどですが沢山のお子様を見させていただきました。頑張ってプレオルソを付けて、トレーニングも頑張ってくださっているお子様は個人差はもちろんありますが、写真を見比べると確実に改善していると写真を見ると思います。写真を見ていただくとお子様も、保護者の方もすごく喜んで頂けますが、何より頑張ってくれて結果がでるとトレーナーの私も凄く嬉しく思います。プレオルソをして頂く方に喜んでいただき、歯並びや生活習慣の改善をできるように日々スタッフは頑張って勉強をしております。この様な勉強を提案頂いた辻中理事長へ感謝しております。まだまだこれから沢山経験をしていきたいと思います。お子様で気になる事があれば是非スタッフにお声掛けくださいね。
辻中歯科医院でメンテナンスのご予約は下記からお願いいたします。お電話でのお問い合わせは0120-06-5168 インターネットからのご予約も可能です。最後まで読んでいただきありがとうございました。