ホーム ≫ ブログページ ≫
ブログページ
矯正治療について(第8回)「インビザライン治療をスタートされる方へ」
インビザライン治療をスタートされる方へ
こんにちは。
辻中歯科医院の歯科医師です。
今回はインビザラインを始める方への取り扱い説明について書いていきたいと思います。何事もスタートする時は楽しみありますが不安もあるかと思います。
不安というものは「分からないこと」があるから不安になるのだと思います。
今回は「分からないこと」を少しでも減らして楽しみが増えるように書いていきます。
インビザラインを始めるにあたって
インビザラインの矯正治療は歯医者だけが頑張っても歯並びは良くなりません。
患者さんの頑張りも必要です。
その頑張りが必要な事というのは1日22時間以上という装着時間をきちんと守ってもらう事です。
以前当ブログでも書いていましたが、下記のように1日の中でマウスピースを外している時間が5時間違うだけで矯正効果が2倍も変わってきます。
せっかくなら1日の装着時間をきちんと守って早く結果が出るほうが良いですね。
食事と歯磨きの時以外の時間はきちんと着けていただきます。
そして前回のブログで掲載しております、チューイを噛んでいただく事です。
新しく装着した日から3日間は10分、4日目からは5分を目安に噛んでください。
交換・装着について
新しいマウスピースは装着時間が長く取れる夜に交換し、チューイを10分噛んで下さい。
装着する時は前歯から、外す時は奥歯から行ってください。
使用が終わったマウスピースは必ず保管してください。
歯磨きについて
歯磨きはいつも通りしていただけます。
前回書かせてもらいましたが、外食で食後すぐ歯磨きができない場合、口をすすいで(持ち歩ける液体歯磨きなど)装着してください。
歯磨きができる時に歯磨きとマウスピースの洗浄を行なってください。
マウスピースは洗浄剤を使ったり柔らかい歯ブラシを使ったりして洗ってください。
矯正では歯が動きます。動いてくるとよく物が挟まります。その時は、フロスや歯間ブラシを使ってください。
食事について
食べ物や飲み物に制限はありませんが、マウスピースをつけたままコーヒーや紅茶や赤ワインなど色の濃いものを飲むと着色することがあります。
また、上記の表のようにエナメル質臨界pH5.5以下の飲み物ばかりを飲んでいると、マウスピース着用時は特に歯が溶けやすくなるので臨界pH5.5以上の飲み物を摂取するよう心がけてください。
こんな時どうしたら?
●歯が揺れるような感覚など違和感を感じることがありますが、これは歯が動いている時の正常な反応なので安心してください。
●矯正治療中に虫歯が見つかることがあります。
虫歯の状況により歯科医師が治療の時期を判断させてもらいますので、当院にご連絡ください。
●マウスピースに不備があった場合や、なくなったり、割れたりなどトラブルがあった場合などもご連絡ください。その際は、ひとつ前のマウスピースを装着して越しください。
インビザラインをスタートされてからの診察について
マウスピースをきちんと装着できているか確認させていただきたいので、当院を受診される時は必ずマウスピースを装着してお越しください。
アタッチメントを付ける時は約60〜90分程かかる場合があります。
時間に余裕がある日にご予約を取られることをおすすめいたします。
辻中歯科医院の訪問歯科診療
辻中歯科医院の訪問歯科診療
こんにちは。辻中歯科医院予防チーム(YDH)です。
今回は訪問歯科診療についてお話をさせて頂きます。
訪問診療とは要介護高齢者や身体的・精神的理由で歯科診療所に通院できない方がご自宅や施設で歯科診療を受けられるものになります。
お口の機能の維持管理は食べるという機能だけではなく、生きる力や生活の質(QOLという)の向上に寄与します。
要介護者の口腔ケアの大切さについて
口腔は温度・湿度・栄養供給・複雑な形態・環境などあらゆる点においてお口の中にバイ菌が増殖しやすい為、要介護者にとって口腔ケアがおろそかになれば、歯垢が舌などにこびりつきバイ菌の数が最も増えてしまいます。そうなると呼吸器感染症をはじめ全身疾患の発症と関連しており、口腔のバイ菌のコントロールは極めて重要な役割となります。
また、上下総入れ歯の方も、入れ歯の清掃や口腔内の粘膜(頬・舌・歯茎)をスポンジブラシで清掃してあげる事で血の流れが良くなり、お口の中の菌の数も減り予防になります。
スポンジブラシや舌ブラシで舌を軽く押すことによりに舌が反射的に動き、舌の筋肉の運動にもなります。
よって、辻中歯科医院の訪問診療では誤嚥性肺炎感染症や、血液の病気(動脈硬化・心疾患・高血圧・糖尿病等)を防ぐ様の口腔ケアとお口の中の筋力を高める事に力を入れています。
✳︎写真は自宅訪問に毎週伺わせて頂いているH・Hさん。 いつも素敵な笑顔で出迎えてくれます♪
口腔リハビリについて
訪問診療の患者様の唇・頬・舌の筋肉を刺激し、お口の機能を高めたり、飲み込みを改善したりするためのトレーニングをします。脳卒中等の後遺症の1つであるマヒや筋力の低下、お口の周りの機能の低下により、食べた物が上手く飲み込めなくなることがあります。このような場合、食べ物を飲み込む力や、お口の周囲の筋肉の向上や嚥下機能を改善するようなお口の体操やリハビリを取りいれております。
あいうべ体操
高齢になると低下する唾液の分泌量を促進、低下したお口の周りの筋力を強化することを目的とします。
・大きな動きをしながらゆっくり動かす。
・お口周りだけでなく顔の筋肉もしっかり動かす。
【あいうべ体操の効果】
・口での呼吸の予防・改善
・唾液が出やすくなる
・脳の活性化(舌下神経は脳神経の1つであり、脳に直接繋がっている)
・ほうれい線などのしわの解消
・いびきの改善
・免疫力UP等…
パタカラ体操
誤嚥を防ぐ為の代表的な訓練方法の1つです。
口・舌を鍛えることで食べる・飲み込む機能の向上を目的とします。
パ→上下の唇の体操(吸う・飲む時に使う筋肉)
タ→舌の先の体操(食べ物を押し潰す時に使う筋肉)
カ→舌の奥の体操(飲み込む時に使う筋肉)
ラ→舌を反らせる体操(食べ物を丸める時に使う筋肉)
【パタカラ体操の効果】
・唾液が出やすくなる(ドライマウスの防止)
・滑舌や発音の改善・維持
・食事中のムセが改善する等…
【あいうべ体操】と【パタカラ体操】はどちらも誤嚥性肺炎の予防に効果的です。
免疫が低下している方はお口の中のバイ菌が多く、喉の筋力が低下しているとむせやすくなり、お口の中のバイ菌と共に食べ物が肺に入り、誤嚥性肺炎を引き起こします。
免疫が下がっている方はお口の中のバイ菌が多く、喉の筋肉が低下しているとムセやすくなり、お口の中のバイ菌と共に肺に食べ物が入り誤嚥性肺炎を引き起こします。
誤嚥性肺炎とは
食べ物を口の中に入れ、正しく食道へ送り込む事を『嚥下(えんげ)』と言い、その逆で反射が上手く出来ず、食べ物が気管に入ってしまう事を『誤嚥(ごえん)』と言います。
その誤嚥から発症する肺炎の事を誤嚥性肺炎と呼びます。
高齢者においての死因の上位を占めています。
最後に
大切なご家族やご本人様に美味しく、楽しく、お食事や会話を楽しんで頂けるよう取り組ませて頂きたいと思っております。まずはお気軽に辻中歯科医院にお問い合わせ下さい。
矯正治療について(第7回)「インビザライン用おすすめグッズ」
矯正治療について(第7回)「インビザライン用おすすめグッズ」
こんにちは。
辻中歯科医院の歯科医師です。
インビザライン用おすすめグッズ
前回までは初めて来院されてからインビザラインの治療の流れを書かせて貰いました。
そこで今回はインビザラインをしてもらっている人が持っていたら便利で困る事が少なくなる物を紹介していきたいと思います。
まずは辻中歯科医院で初めにお渡しする物から書いていきます。
インビザラインをスタートする日にはインビザライン(マウスピース本体)、インビザラインの専用ケース、チューイ、リムーバーをお渡しします。
インビザライン(マウスピース本体)
次回の治療までに必要な枚数をお渡しさせて頂きます。
インビザライン専用ケース
黒くてかっこいいケースになります。シンプルなのでシールを貼ったりして自分らしいケースにすることもできます。
チューイ
インビザラインがきっちり歯にはまるように噛んでもらう硬いスポンジのような物です。これは1日15分程度噛んでもらうようにしています。きっちり入らなくてもチューイを噛む事で入る場合があります。
リムーバー
インビザラインを外す器具のことです。インビザラインが初めてのマウスピースという方も多いと思います。最初は付けたり、外したりするのに時間かかるし、難しい場合が多いです。その時は外すのを手伝ってくれるリムーバーを使います。 時間が経ってくると医師や衛生士が外すより患者さんのほうが上手に早く付けたり外したりできるようになるのでご安心して下さい。
以上が辻中歯科医院で初めにお渡しする便利グッズです。
家にあると便利なインビザライン用グッズ
マウスピース用洗浄剤
1日22時間も口に入れているので綺麗にしたい方も多いと思います。 その時はお湯にマウスピース用洗浄剤を入れてマウスピースを5分程浸けておけば綺麗になります。
(もっと綺麗にされたい方向け)超音波洗浄機
これは水をいれてマウスピースを浸けてスタートボタンをおすだけです。
常に持ち歩いておくと便利なインビザライン用グッズ
まずは歯ブラシ、歯磨き粉です。 外でご飯を食べる時はインビザラインを外して食事した後そのまままた入れるのは嫌という人が多いと思います。 歯磨きをする時間がない時はうがい薬を持っておけばまだ口の中はましになりますので、うがい薬もあれば便利だと思います。 そして、フロスもあればいいと思います。 インビザラインは歯を動かしているので歯とは歯の間に物が詰まりやすくなりがちでます。歯ブラシでは取りきれない場合が多いのでフロスがあれば大変便利です。 インビザラインをする様になった人は荷物が増えると思います。が、ただ食後何もせずまた装着するとインビザラインで虫歯菌や歯周病菌(歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気)に蓋をしている状態になるので非常に菌が繁殖しやすい状況になりますので、是非準備してもち歩いてもらえれば嬉しいです。
何かわからないことがあればお気軽に辻中歯科医院にご連絡して下さい。
矯正治療について(第6回)「IPRとは?」
矯正治療について(第6回)「IPRとは?」
こんにちは。
辻中歯科医院の歯科医師です。
子供の矯正について
日本では少子化問題があります。少子化の問題はたくさんあると思います。ただ、少子化になって親が子供にかけるお金は増えている結果が出ています。今は幼児教育、自然体験プログラムなどがあり、また食の安全性への意識も高まっています。
ファッションの分野でも身体に優しい素材を使った服を選びたい親御さんも増えているそうです。
歯並びに関しても治してあげたいという親御さんが昔よりも増えていると思われます。
「子供の矯正はいつ始めたらいいのか」や「費用はどれくらいかかるの?」といったことについてはまた詳しく書かせてもらいますが、矯正以外のことについても歯に関わることで知りたいことやご相談がありましたらいつでもご連絡ください。
それでは、インビザラインの治療について書いていきます。
IPRとは
矯正治療中の途中に歯と歯の隙間をあける治療をすることがあります。
そのことを英語でInterproximal Reduction(インタプロクスィマル)と言いIPR(アイピーアール)と呼んでいます。
日本語に訳すと隣接歯間(歯と歯が隣り合っている面)の削合(歯の表面や咬合部分などを削り、なめらかにしたりする事)という意味です。
このIPRを行う治療の目的は、歯を動かすためのスペースを作ることです。
矯正治療を行う方は歯が外側にあったり、内側にあったり、重なったりしているしてる人が多いと思います。その原因はあごの大きさ(スペース)に対して、歯の大きさがあってないからです。
スペースを作るには抜歯をすることが一番です。しかし、健康な歯を抜くことを不安に感じる方も多いと思います。
ですのでIPRを行い、ほんの少しずつ歯を削ることで歯を動かすスペースを作ります。
歯を削る量について
歯の表面はエナメル質というものになります。
このエナメル質は骨より硬く、少し削っても痛みやしみたりすることもありません。
エナメル質は1〜2mm程と言われています。
IPRではこのエナメル質を0.1mm単位から削っていきます。最大でも0.3mm程度ですから削ることによって痛みやしみたりすることはほとんどありません。
メリット
・スペースを作ることで綺麗な歯並びになります。
・左右のバランスを改善できることがあります。
・ブラックトライアングル(歯と歯の接触点と歯ぐきに囲まれた隙間)を改善できることがあります。
・治療後の後戻りを防止しやすいです。
デメリット
・歯を削ります。
・スペースを作れる量が限られます。
まとめ
矯正治療で重要なIPRですが、歯を削る量と言ってもごく少量です。
IPRすることでメリットも多いです。何より抜歯の可能性を低くでき、治療の期間も少なくすることができます。
辻中歯科医院予防チーム(YDH)歯科衛生士の取り組みについて
辻中歯科医院予防チーム(YDH)歯科衛生士の取り組みについて
こんにちは、辻中歯科医院予防チームYDHです。
今回は予防チームの歯科衛生士の取り組みについてお話をさせていただきます。
辻中歯科医院ではメンテナンスに来院される患者さんが多く、患者さんからの信頼が非常に高い上級者の歯科衛生士を育てております。
予防チームの診療内容とこだわり
- ●タカラベルモントの座り心地良いチェアー
- ●位相差顕微鏡での口腔内微生物の活動性を観察しクリーニングに役立てている
- ●歯周病原細菌特定する歯周内科治療
- ●高濃度オゾン水による歯周病原細菌の消毒
- ●医院で行うホワイトニング
- ●自宅で行うホワイトニング
- ●咬筋やお顔の緊張をほぐす又は唾液を出やすくするガムマッサージ
- ●ヨーロッパからの最新機器のパウダークリーニング(EMS)
- ●インビザライン(マウスピース矯正)中の予防
- 等の診療、他の医院には無いサービスを日々追究し実施しております。
予防チームの想い
良い施術を提供するには、良い機械だけではなく、一番大切なのは丁寧で患者さんに思いやりのある歯科衛生士達です。そもそもメンテナンスとは歯周病の治療後から安定して定期的に歯周病原細菌が活発にならないように再発防止、又は虫歯にならないよう月1回から3ヶ月に1度は歯科医院でお口の状況状態を検査し、問題がなければお口のお掃除やお口にプラスになる予防やガムマッサージ、お口の体操を行っております。
歯科衛生士は歯科医師ではないので診断は出来ませんが、上級クラスの歯科衛生士達は患者さんのお口の中のトラブルや発見し辛い奥の奥、隅から隅まできちんと視る力があります。
辻中歯科医院の衛生士予防チームでは、歯科衛生士のお仕事に誇りを持ち患者さんに本気で寄り添う医療を常に追究して日々の診療に努めております。
ベテラン衛生士が新人衛生士を指導する事は勿論、ベテラン衛生士も新人衛生士も自主的に歯科衛生士の研修を定期的に受講して予防についての再確認や新しい発見を辻中歯科医院の全ての患者さんへのアウトプットできますように知識を入れて技術向上の為に精進しております。
予防チームとして技術や知識向上への取り組み
今月7月28日辻中歯科医院の歯科衛生士でありHM,s COLLECTIONの講師の池田貴久子が患者さんに寄り添える医療の大切さ、歯科衛生士の基礎知識技術の研修を開催し私達YDHも積極的に参加させていただきました。まだまだコロナ感染が厳しい世の中ではありますが、歯科医療従事者として歯周病予防、虫歯予防を行うことでコロナ感染予防にも繋がると言われています。
きちんとした感染予防対策を行い安心して来院していただきます様に日々努めてお待ちしております。
お盆休みのお知らせ
8月11日( 木 )~8月18日( 木 )はお盆休みのため休診となります。
ご迷惑をおかけ致しますが、ご了承のほどよろしくお願い致します。
当院がお休みの期間はこちらにお願い致します。
https://www.oda.or.jp/
矯正治療について(第5回)「アタッチメントとは?」
矯正治療について(第5回)「アタッチメントとは?」
こんにちは。
辻中歯科医院勤務医の歯科医師です。
最近辻中歯科医院ではTC(Treatment Coordinator)という仕事の役割が増えました。
TCとは歯科医師による治療や、歯科衛生士による予防についてこれから先どのように治療していくのか、なぜ予防が必要なのかということを患者さんに説明して納得してもらう仕事です。
治療で医師や衛生士に言いづらいことを言っていただき、被せ物の材料やお支払いについて相談してもらう事も可能です。
歯科に関しての最新の知識、情報、被せ物の種類や違いも把握もしています。
辻中歯科医院では初診で来られた患者さんに治療する前や治療の途中などでTCとお話する時間を設けていますので、何でもご相談ください。
アタッチメントとは?
辻中歯科医院ではインビザラインをしてもらって1ヶ月ぐらい経つとアタッチメントというのをつけていきます。
アタッチメントとは辞書で調べると機械、器具などの付属品・付属装置という意味です。
つまり、アタッチメント(突起物)を歯の表面に接着させます。
アタッチメントは歯科用のプラスチック製の樹脂で、できており虫歯治療のときにも使われる材料で、ほぼ歯と同色です。
付属なので、矯正治療が終わると外します。
アタッチメントの役割
マウスピース矯正はワイヤー矯正と違い、患者さん自身で取り外しができるので、歯に矯正する力が加わりにくいです。
適切に力が加わらないと、歯がうまく動かなかったり治療期間が延びたりします。
アタッチメントがあるとマウスピースの窪みにしっかりはまり込むため外れにくくなります。
そして、しっかり歯とマウスピースが固定されるので歯に力が伝わりやすくなります。
マウスピースは一度に全体に力を加えることはできますが、一つ一つの歯に個別の力を加えるのは難しいです。
そこで、アタッチメントを付けることで個別の歯に力を作用することができるようにします。
歯を上にあげたり、回転させたり、傾けたりすることもできるようになります。
アタッチメントの疑問
アタッチメントに痛みがあるか?
→マウスピースが引っかかって痛みを感じる時があります。
マウスピースを交換してすぐは痛みを感じやすいですが、2,3日すると慣れていきます。
歯の表面にくっ付くので、手で触った時に違和感があります。口内炎ができることもあります。
最終的には外すものなので外れる時はあります。もし外れた際はいつでも連絡されてください。
辻中歯科医院のホワイトニング
辻中歯科医院のホワイトニング
こんにちは。⻭科衛⽣⼠予防チーム(YDH)です。
突然ですが、皆さんはご⾃⾝の⻭の⾊味に⾃信がありますか。
⼝元の印象は⻭並びはもちろんですが、⻭の⾊でもかなり変わってきます。
⻭の⻩ばみの原因は⾷べ物や飲み物で付着する汚れと加齢などによる⾊の変化に分かれます。
⽇本⼈の⻭は表⾯のエナメル質が薄く、⻩⾊っぽいのが特徴です。さらに年齢を重ねることによりエナメル質が薄くなる半⾯、象⽛質は厚くなってくることでだんだん⻩ばみが強くなります。
着⾊汚れに対しては⻭科医院で⾏うクリーニングやパウダーメンテナンスでも対応できますが、加齢などによる⻩ばみはクリーニングのみでは難しいです。
そこで今回は⻭の中から⾊を変えていくホワイトニングについてお話しさせていただきます。
ホワイトニングとは?
ホワイトニングとは、加齢に伴う変化や飲⾷物により⻩ばんだ⻭の⾊素を分解し(_漂⽩)して⽩く美しい⻭に仕上げる治療法です。
⻭科医師指導の下、⻭科衛⽣⼠が⾏う医療⾏為です。
*こんな⽅におすすめ*
・加齢に伴う⻩ばみが気になってきた⽅
・結婚式・成⼈式・卒業式などのイベントを控えている⽅
・⻭の⾊にコンプレックスをお持ちの⽅
・⼈前で話す機会が多い⽅
どうして⻭が⽩くなるの?
ホワイトニング剤の成分として使⽤されている過酸化⽔素や過酸化尿素はエナメル質と象⽛質などあらゆる部位を通過する性質に基づいています。そして着⾊汚れを分解する働きがあり、これにより⻭が⽩くなります。また⻭に含まれる⾊素も分解し本来の⻭の⾊も⽩くするブリーチング効果があります。
ホワイトニングの⽅法は?
ホワイトニングの⽅法は2つあります。
1つ⽬は⻭医者さんで⾏うホワイトニング(オフィスホワイトニング)
2つ⽬はご⾃宅で⾏うホワイトニング(ホームホワイトニング)です。
短期間でホワイトニングを希望される⽅はオフィスホワイトニングよりしっかり⽩くしたい⽅にはデュアルホワイトニングをおすすめしています。
オフィスホワイトニング施術の流れ
1、カウンセリング
2、クリーニング(事前におこなうことが多いです)
3、シェードテイキング(⾊合わせ)
4、⻭⾁保護
5、ホワイトニング剤塗布
6、照射
7、フッ素塗布
8、施術後の注意事項説明
ホームホワイトニング⼿順
専⽤のマウストレーを作成します。
⾃宅でホワイトニング剤をトレーに⼊れトレーを装着していただきます。
ホワイトニングのデメリットは?
・ホワイトニングの副作⽤として施術後に「⻭がしみる」などの知覚過敏の症状が出ることがある
・ホワイトニング効果は持続しない
・効果の個⼈差が⼤きい
・施術後に⾷べ物や飲み物の制限がある
・費⽤がかかる
などがあげられます。ホワイトニングを受けていただく際にはしっかり理解された上で施術を決めていただくことが⼤切です。
ホワイトニングができない⽅
・妊娠中の⽅
・授乳中の⽅
・無カタラーゼ症の⽅
・知覚過敏症の症状が強い⽅
・⼤きなむし⻭がある⽅
その他よくある質問
・ホワイトニングサロンと⻭科医院でのホワイトニングとの違いは何ですか?
→⻭科医院で⾏われるホワイトニングは有資格者が⾏う医療⾏為です。
ホワイトニングサロンやセルフホワイトニングでは⻭科医院と同じ薬液を使⽤できません。また、⻭科医院でのホワイトニングはトラブルが起きた時にも迅速に対応できます。
・被せ物が⼊っていますが⽩くなりますか?
→ホワイトニングで⽩くなる⻭は天然⻭のみです。神経を取ってしまった⻭や⼈⼯物(詰め物)、被せ物は⽩くなりません。
・⼀度ホワイトニングをしたら⽩い⻭を維持できますか?
→残念ながら維持することは難しいです。通常「後戻り」と表現しますが、実際は⽇々年齢を重ねていくため⻭の中からの⻩ばみが現れます。定期的なホワイトニングメンテナンス(タッチアップ)をすることにより⽩さが定着していきます。
・⻭磨き剤でホワイトニングできますか?
→⻭磨剤に含まれる成分で⻭の漂⽩はできません。あくまでも⻭磨剤では⻭の表⾯に付いている汚れを除去することが⽬的です。プロフェッショナルな施術で素敵な笑顔を⼿に⼊れてみてはいかがでしょうか。
辻中⻭科医院予防チームでは患者様⼀⼈⼀⼈の健康と笑顔で過ごせるよう⽇々取り組んでおります。
お気軽に⻭科衛⽣⼠にご相談ください。