2025.09.04
マウスピース矯正中の飲み物ルールとは?避けるべき飲み物と正しいケア方法
マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外しができることから、幅広い世代に選ばれている矯正方法です。しかし、矯正効果を十分に引き出すためには、日常生活での細かなルールを守ることがとても大切です。特に、飲み物に関する注意点は見落とされがちですが、マウスピースや歯に影響を及ぼす可能性があるため、しっかり理解しておく必要があります。今回は、マウスピース矯正中に飲んでもよい飲み物や避けたほうがよい飲み物、さらに飲んだあとの正しいケア方法まで解説します。
1. マウスピース矯正中に飲んでもよい飲み物と注意点
マウスピース矯正中に何を飲むかは、マウスピースの変形や着色、むし歯のリスクに大きく関わることがあります。飲み物の選び方によっては治療期間が延びたり、予期せぬトラブルを引き起こすこともあるため、適切な判断が重要です。以下に、マウスピース矯正中に飲んでもよい飲み物と注意点について解説します。
①水
常温または冷たい水は、マウスピースを装着したままでも飲むことができます。糖分や酸が含まれていないため、マウスピースにも歯にも影響を与えにくい飲み物といえるでしょう。
➁白湯
白湯も水と同様に飲用が可能です。ただし、熱すぎるとマウスピースが変形するおそれがあるため、温度には注意が必要です。
③お茶(無糖・ノンカフェイン)
麦茶やルイボスティーなどの無糖かつノンカフェインのお茶も、マウスピース矯正中に飲めることがあります。ただし、長時間の摂取や頻繁な飲用は着色リスクがあるため、控えめにするとよいでしょう。
④飲む前後のケアの重要性
たとえ糖類が含まれていない飲み物であっても、こまめにうがいや歯磨きをすることが望ましいです。特にマウスピースの内側は汚れが残りやすいため、飲食のたびにケアを心がけることが清潔な状態を保つポイントです。
日常的に飲むものが習慣になっている方も多いかもしれませんが、マウスピース矯正中は治療効果と口腔内環境を守るため、飲み物にも細やかな配慮が求められます。
2. マウスピース矯正中に避けたほうがよい飲み物
マウスピース矯正中に避けたほうがよい飲み物には、着色・糖分・酸性度などの要素が関係しているとされています。これらを理解しておくことで、マウスピースや歯へのダメージを防ぐことが期待できます。以下に、マウスピース矯正中に避けたほうがよい飲み物について解説します。
①コーヒー・紅茶・緑茶などの着色性の高い飲み物
これらの飲み物はポリフェノールなどの色素を多く含んでおり、マウスピースに色移りしやすい特徴があります。マウスピースが黄ばんでしまうと、見た目にも影響が出るため避けることが望ましいとされています。
➁炭酸飲料やスポーツドリンク
糖分が多く含まれているうえ、酸性度が高いため歯のエナメル質を溶かす原因になることがあります。特に、マウスピースを装着したまま飲むと、糖分や酸がマウスピース内に閉じ込められ、むし歯のリスクが高まりやすくなります。
③アルコール類
アルコールは種類によって糖分や着色成分を含んでおり、また脱水作用もあるため口腔内の乾燥を招きやすくなります。特に、赤ワインやカクテル系は強い着色リスクがあるため注意が必要です。
④ジュース類
一見健康的に見えるフルーツジュースも、糖分と酸が豊富に含まれていることがあります。特に柑橘系のジュースは歯の表面を溶かす力が強いため、マウスピース矯正中には注意しましょう。⑤甘酒や乳酸菌飲料
健康飲料のイメージがありますが、糖分が非常に高い飲み物です。飲んだあとの歯磨きやうがいができる場合を除き、装着中の飲用は控えたほうがよいでしょう。
/普段は気軽に飲んでいる飲み物でも、マウスピース矯正中には思わぬリスクを伴うことがあります。飲みたい場合はマウスピースを外し、その後のケアを徹底することが大切です。
3. 飲み物を飲んだあとの正しいケア方法
マウスピース矯正中に飲み物を飲んだあとは、マウスピースと歯の両方を清潔に保つために適切なケアが重要です。飲み物による着色やむし歯のリスクを避けるためには、以下のような対応を心がけましょう。
①すぐに水でうがいをする
飲み物を飲んだあとにマウスピースを装着し直す前に、まずは口を水でうがいをして、口腔内の糖分や酸を洗い流すようにしましょう。これだけでも、むし歯リスクを抑える効果が期待できます。
➁マウスピースも流水で洗う
着色やにおいを防ぐために、マウスピース自体も流水で軽くすすぐのが望ましいとされています。飲み物の成分がマウスピースに残ると、着色や細菌繁殖の原因になることがあるため、注意が必要です。
③歯磨きができる環境であれば歯磨きを
自宅や職場で歯磨きができる場合は、飲み物を摂取したあとにしっかりブラッシングするのが理想です。歯とマウスピースの両方をきれいに保つことで、治療もよりスムーズに進めやすくなります。
④携帯用のマウスピース洗浄液を活用
外出先では、すぐにマウスピースを洗えないこともあるかもしれません。そのような場合に備えて、マウスピース用の洗浄スプレーや除菌シートなどを持ち歩くと、簡易的に清潔さを保ちやすくなります。⑤長時間の装着を避ける場合は保管ケースへ
飲食後にすぐに再装着できない場合は、マウスピースを清潔な保管ケースに入れておくことが重要です。ポケットやティッシュに直接包むと、雑菌や破損のリスクが高まりやすいため、注意が必要です。
マウスピース矯正は、日々のケアの積み重ねで治療の結果が変わることもあります。飲み物を摂ったあとの対応を習慣にすることで、トラブルを防ぎ、治療をよりスムーズに進められるかもしれません。
4. 大阪府摂津市千里丘の歯医者 千里丘 辻中歯科・矯正歯科の矯正歯科
大阪府摂津市千里丘 JR千里丘駅から徒歩2分。地域に根差し67年。地域密着型総合型の歯医者「千里丘 辻中歯科・矯正歯科」では、見た目の美しさと噛む・話すといった機能面の改善を両立する矯正治療に力を入れています。
当院では、目立ちにくく取り外しが可能な「マウスピース矯正(インビザライン・スマーティ)」を中心に、一人ひとりの骨格やライフスタイルに合わせた治療計画をご提案。
インビザライン社より、一定数以上の症例を持つ医院に与えられるプラチナプロバイダーに3年連続で認定され、その症例実績をもとにカウンセリングから治療終了まで責任を持って対応いたします。
<千里丘 辻中歯科・矯正歯科の矯正歯科の特長>
インビザライン3年連続プラチナプロバイダー
院長が3Dシミュレーションやスキャナーを活用して最適な矯正計画を立案し、不安な点にもひとつひとつお答えしながら進めてまいります。
毎年行われるヨーロッパの矯正学会の情報もインプットし、常に最新の治療を行うべく専門治療の知識を高めております。
②マウスピース矯正の毎回かかる調整料金が《無料》
最初にお支払いいただいた金額から追加料金は発生いたしません(矯正治療中の虫歯や破損紛失等の過失がある場合は除きます)。追加費用を心配する事なく通い続けられます。
③小児期からの矯正にも対応(プレオルソ)
お子さまの成長に合わせた「プレオルソ」による小児用マウスピース矯正を実施。成長段階に合わせて、歯並びの乱れを早期にサポートする矯正を行っています。
④矯正中の口腔ケアも専用ケアルームでサポート
矯正治療中もむし歯・歯周病を予防するため、専用ケアルームでの衛生士ケアを実施。見た目だけでなく健康維持を目的とした総合サポート体制を整えています。
無料相談会は診療日であれば平日・土日に関わらず開催しています(予約制)。
現在のお口の状態や治療の流れについて、丁寧にご説明いたします。まずはお気軽に当院までお問い合わせください。
まとめ
マウスピース矯正中の飲み物の選び方やケア方法は、治療の進行に影響することがあります。水や白湯など影響の少ない飲み物を選び、着色性や糖分・酸を含む飲み物は控えることが大切です。さらに、飲んだあとのうがいや洗浄などのケアも忘れないようにすると、マウスピース矯正の成果にもつながりやすくなるでしょう。
大阪府摂津市千里丘 JR千里丘駅周辺でマウスピース矯正についてお悩みの方は千里丘 辻中歯科・矯正歯科までご相談ください。
監修:千里丘辻中歯科・矯正歯科院長 辻中 光治
資格・所属学会・セミナー受講歴
A.日本アライナー矯正歯科研究会会員(Dr尾島賢治主催)
B.インビザライン認定医(3年連続プラチナドクター)
C.「プレオルソ」こども歯並び矯正講習会修了歯科医
D.Dr新渡戸康希 矯正コース修了
E.D/NEX マウスピース矯正スタディグループ会員
F.マウスピース矯正マイスター研修全8回履修
G.2023年4月 DR大谷淳二「臨床に役立つ歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正セミナーベーシックコース」受講
H.日本糖尿病協会登録歯科医
1.日本歯科医師会会員
2.大阪府歯科医師会会員
3.摂津市歯科医師会会員
4.国際歯周内科学会会員
5.歯科医師認知症対応力研修修了
6.日本摂食支援協会研修修了
7.摂津市在宅医療多職種連携修了
8.歯周病原因菌遺伝子診断認定歯科医
9.イェーテボリ大学Peter lingstrom教授主催Dental Education修了
