千里丘辻中歯科・矯正歯科 歯のコラム

ADHDと歯科矯正について

こんにちは。
辻中歯科医院の歯科医師です。
今回はADHDと子供の歯科矯正の必要性について書かせて頂きます。

ADHDとは

ADHDとは発達障害の種類の1つです。
他に自閉症スペクトラム障害(ASD)、学習障害(LD)があります。

ADHDの他にASD、LDがあります

発達障害とは生まれつき脳機能の発達に偏りがある障害のことです。
外見からは分かりにくく、その症状やその人の困り事はいろいろです。

ADHDは注意欠如・多動症/注意欠如・多動障害とも呼ばれていて、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いつくと行動する)といった症状が見られる障害です。
ADHDの子供はその特徴により授業中に集中することが難しかったり、忘れ物が多いなどがあり、学校の先生や親に叱られることが多くなりがちです。

ADHD学校での困りごと

子供の約5%および成人の約2.5%いると言われており、男女比では2:1と男性のほうが多いです。
ADHDは脳の行動等をコントロールしている神経系に原因があり、特に脳の前頭葉の働きが弱いことが関係していると言われています。
前頭葉は脳の前部分にあり、物事を整理整頓したり、論理的に考えたりする場所です。

ではどのようにADHDと診断しているのかと申しますと、単独で診断ができる確立した医学的検査はなく、問診や行動観察、心理検査を通して総合的に行われています。
治療法としては、子供が過ごしやすい環境の整備、社会の必要なスキルを身につける発達支援と、注意や衝動制御の作用がある薬を飲んでもらう薬物療法があります。

ADHDと歯科矯正の関係性

アメリカの研究では、多動性障害と診断された子供の60%に睡眠障害が認められているそうです。
睡眠障害というと、大人は眠れなかったり眠りが浅かったり、睡眠時無呼吸だったりして疲れが溜まり無気力になりますが、大人が無気力になるのとは反対に、子供は就寝時間から1時間過ぎて起きていると、壁をよじ登ったり無茶をして過活動的になったりします

そのため、良い睡眠が取れる1つの選択肢として歯科矯正があります。
口が狭くて呼吸に問題があるお子様は、歯科矯正により顎のサイズを広げるだけで睡眠や鼻呼吸が改善してADHDの症状が無くなった子供もいるという研究結果もあります。

子供にずっとADHDの薬を服用させることは、親も負担ですしストレスにもなりかねません。
もしお子様の発達障害や睡眠障害に悩まれている方がいらっしゃいましたら、ぜひ無料診断をお申し込みください。

お電話でのお申し込みはフリーダイヤル0120-06-5168
または辻中歯科医院のホームページからご予約くださいませ。

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