千里丘辻中歯科・矯正歯科 歯のコラム

歯磨きのタイミングとメンテナンスの重要性について

こんにちは。辻中歯科医院 予防チーム(YDH)です。
本日は「歯磨きについて」「定期的な歯と歯ぐきのクリーニングの大切さ」についてお話しさせていただきます。

歯磨きをするタイミングはいつが良いのか

歯磨きをするタイミングはいつが良いのか?

歯磨きのタイミングは、食後30分以降が理想的とされています。
辻中歯科医院では、食後に唾液をしっかり出すためにも30分ほど経ってからの歯磨きをおすすめしています。

とはいえ、昼食後は学校や会社で歯磨きをする時間が取れないという声も多く聞かれます。
その場合は、ブクブクうがいを15秒ほど強めに行うだけでも効果があります。

虫歯や歯周病の原因となる歯垢

歯垢(プラーク)は、悪玉菌のすみかとなり、その菌が糖をエサにして酸を出すことで歯を溶かし虫歯を引き起こします。
そのため、虫歯を防ぐにはお口の中の糖を取り除くことが重要です。

歯ブラシだけでの歯垢除去率は約60〜70%
フロスや歯間ブラシを併用すると70〜80%まで高まります。
しかし100%には達しないため、毎晩フロスや歯間ブラシを使うことが大切です。

フロスや歯間ブラシは毎晩使用するのが大切

お口の中のpHについて

虫歯はお口の中のpH(酸性・中性のバランス)と密接に関係しています。
通常、お口の中はpH6.8〜7.0の中性ですが、食事や飲み物を摂取すると酸性(pH5.5以下)に傾きます。

歯の表面のエナメル質はpH5.5を下回ると溶け出してしまい、虫歯の原因となります。
しかし、唾液には「緩衝作用」があり、約30分かけてゆっくり中性に戻してくれます。

そのため、唾液が中性に戻す途中で間食をしてしまうと、再びお口の中が酸性に傾き、虫歯リスクが高まります。
間食の多い方やダラダラ食べをする方は要注意です。

食事の回数とpHの変化(ステファンカーブ)

唾液のもつ6つの働き

  • 消化作用: 食べ物を消化しやすくする
  • 洗浄作用: お口の中を清潔に保つ
  • 排出作用: 異物を体外へ排出する
  • 殺菌・抗菌作用: 細菌の侵入を防ぐ
  • 再石灰化作用: 溶け出したミネラルを再び歯に戻す
  • 保護作用: お口の粘膜を守る

お口の中のpHを整えるために

飲食の回数や時間を規則的にすることで、唾液の力を最大限に活かせます。
以下のような酸性度の高い食べ物・飲み物を摂取した後は、お水でブクブクうがいをして中性に戻す習慣をつけましょう。

  • レモン、酢、パイン、いちご、オレンジなどの酸味食品
  • スポーツドリンク(pH3.5)
  • 炭酸飲料(pH2.2)
  • ビール(pH4.3)

辻中歯科医院YDHでは、患者さんの歯を少しでも長く健康に保てるよう、お口の環境づくりをサポートしています。
日々のケアを大切に、一緒に健康な歯を守っていきましょう。

辻中歯科医院YDHの心構え

私たち辻中歯科医院 予防チーム(YDH)は、患者さん一人ひとりに合った予防方法をご提案しています。
新しい機器や技術を日々学び、医院全体で研修・勉強会を重ねています。
些細なことでもどうぞお気軽に私たちYDHにご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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