千里丘辻中歯科・矯正歯科 歯のコラム

シーラントについて

こんにちは。辻中歯科医院YDHです。
6月になると学校や幼稚園、保育園などでは歯科検診が行われる時期になりますね。
辻中歯科医院にも定期検診で通ってくださっているお子さんがいらっしゃいます。そして検診をきっかけに来院してくださるお子さんが増える時期です。

お子さんの歯で気になることは、大きく分けて虫歯歯並びになってくるのではないでしょうか。
辻中歯科医院では定期検診の際にクリーニングを行い、その後にフッ素塗布による虫歯予防を実施しています。
フッ素については以前のブログでご紹介しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。
そしてもうひとつの予防処置として「シーラント」があります。
今回はこの「シーラント」について解説します。

みなさんは「シーラント」という処置をご存知ですか?

歯には虫歯になりやすい場所があります。

歯の虫歯になりやすい箇所

歯と歯が隣り合う面はフロスで虫歯予防が可能ですが、奥歯の溝は深く、歯ブラシでは磨き残しが出やすい部分です。
この虫歯になりやすい溝をあらかじめ埋めて保護する処置が「シーラント」です。

虫歯になりやすい溝をシーラントであらかじめ埋める

また、シーラント材にはフッ素が含まれており、歯質の強化にもつながります。
シーラントの実施時期は、奥歯がしっかり生え始めた頃が理想です。

  • 乳歯:4〜5歳ごろ
  • 永久歯:6〜7歳以降

シーラントの手順

  1. 歯の表面を磨き、汚れを取り除きます。
  2. 歯の表面を処理します。
  3. 歯を乾燥させます。
  4. シーラント材を流し込みます。
  5. 光で固めます。
シーラントの手順

*歯を削ることはありません。
保険適用の処置です。

シーラントの処置 ビフォーアフター

シーラントの効果

シーラントを施した歯は、していない歯と比べて4年以上で約60%の虫歯予防効果があると報告されています。
ただし、シーラントをしても歯磨きを怠れば虫歯のリスクは上がります。
毎日の歯磨きと定期検診を続けることが大切です。

シーラントの注意事項

シーラントは削って詰めるものではなく、溝に薄く流し込むだけの処置です。
そのため、硬いものを噛んだり、ガム・グミなど粘着性の高い食品を食べると外れてしまうことがあります。
また、歯ぎしりのあるお子さんも外れやすいため、定期検診でのチェックをおすすめしています。

外れていても再度詰め直すことが可能ですのでご安心ください。
また、シーラントの下で虫歯が進行することもあるため、必ず定期検診を受けていただくよう保護者の方にお願いしています。

虫歯予防には早めのケアが大切です。
辻中歯科医院では、歯磨き・クリーニング・フッ素塗布・シーラントを通してお子さんの歯を守るお手伝いをしています。
また、歯並びに関するご相談もお気軽にどうぞ。

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