千里丘辻中歯科・矯正歯科 歯のコラム

歯科用CTについて

こんにちは。
辻中歯科医院の歯科医師です。

今回は、2022年12月の改装時に新しく導入した歯科用CTについてご紹介いたします。

辻中歯科に新たに導入された最新のCT

最近では、病院などでも「CT」という言葉を耳にする機会が多いと思います。
しかし、「CTで何がわかるのか?」という点についてはあまり知られていないかもしれません。
ここでは、歯科用CTの特徴と役割についてわかりやすく説明いたします。

CTとは、撮影装置とコンピューター処理を組み合わせ、撮影データを3次元的に構築することで、骨の状態などを正確かつ高精度に診断できる装置です。
通常のレントゲンでは把握しづらい骨の厚みや密度も簡単に計測でき、診断の精度が格段に向上します。

レントゲンとCTはどちらも画像診断装置ですが、レントゲンは2次元CTは3次元(立体)の情報を得ることができます。
たとえるなら、昔の「マリオのゲーム」が横と縦だけの動きだったのに対し、現代のマリオは奥行きのある立体的な世界で動けるようになったようなものです。

歯科用CTでわかること

歯科用CTでわかること

インプラント治療において

インプラント治療において

インプラント治療では、CTによって骨の量や骨密度を正確に把握できるようになりました。
インプラントは骨の中にネジを打ち込む治療ですが、その角度・深さ・方向を事前にシミュレーションできるため、治療の安全性と成功率が大きく向上します。

歯周病治療において

歯周病治療において

歯周病は骨が溶けてしまう病気ですが、従来はプローブ(探針)を使い手探りで確認していました。
CTを活用することで、骨の欠損部位を正確に画像上で把握できるようになり、見えない部分の病巣も的確に特定できるようになりました。

神経の治療において

神経の治療において

虫歯が進行して神経を取る治療(根管治療)を行う際、レントゲンでは確認できなかった細かい神経の位置や形状を、CTでは立体的に把握できます。
これにより、より正確で丁寧な治療が可能になりました。

親知らずの診断において

親知らずの治療において

親知らずのすぐ近くには太い神経や血管が通っています。
CTで位置関係を確認することで、神経麻痺などのリスクを最小限に抑え、安全に抜歯を行うことが可能になりました。

矯正治療において

矯正治療において

矯正治療では、歯を骨の中でどの方向に、どれだけ動かせるかが重要です。
CT撮影によって、歯と骨の位置関係を正確に把握し、より安全で計画的な歯の移動が可能になります。

気道の測定において

気道の測定

CTでは、気道の形状や広さを立体的に確認できるため、睡眠時無呼吸症候群などの診断にも活用されています。

このように、CTを活用することで、従来のレントゲンではわからなかった多くの情報を得られるようになりました。

当院で導入しているCTは、ドイツ・シロナ社製フラッグシップモデル「Axeos(アクセオス)」です。
最新技術による高精度な画像と、被曝量の少なさが特徴で、安心して撮影を受けていただけます。

ドイツのシロナ社製CT フラッグシップモデル(Axeosアクセオス)

ぜひ、最新のCTでご自身のお口の状態を正確に確認してみませんか?
診断の精度が上がることで、治療の安全性と満足度も高まります。

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