医療法人良光会 辻中歯科医院

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子どもの歯並びはなぜ悪くなるの?

こんにちは!辻中歯科医院のアシスタントです。

今回は現在、辻中歯科で力をいれております小児矯正と歯並びについてお話しさせていただきます。

歯並びはなぜ悪くなる?

歯並びはなぜ悪くなる?

歯並びの種類はイラストのように沢山あります。

遺伝によるもの

歯並びは遺伝的要因により影響が出ることがあります。

例えば親から受け継いだ顎の発育や歯の形が影響してきます。

日常生活での悪い癖

●寝る時いつも同じ方向の横向きやうつ伏せで寝ている。

●食事姿勢が猫背だったり、背もたれにもたれかかったり、肘をついて食べたりしている。

●口が開いている。

●口で呼吸している。

●指しゃぶりなど

虫歯や歯周病の治療をしないままそのままにしている

例えば虫歯や歯周病が原因で歯を失った場合、そのまま放っておくと隣り合わせになっている歯が動きます。歯を失ったことでスペースができてしまった為、隣り合わせになる歯が動いてしまいます。動くことにより歯並びが変化するので悪くなってしまいます。

また、虫歯により歯の形が変わることで噛み合わせも悪くなるので元々歯並びがキレイな方でも虫歯になると歯並びが悪くなることがあります。

歯が出てくる時期

歯が出てくる際に他の歯に引っかかたりして、本来の出てくるタイミングより遅れてしまった場合、歯が並ぶスペースが無くなり歯並びが悪くなる時があります

うつ伏せ寝

うつ伏せ寝は歯並びに悪影響を与えます。

うつ伏せで寝る理由はいくつかあります。考えられるのは

●どこかの筋肉が緊張していて、リラックスできていない

●仰向けで力を抜くのが苦手

●舌が下に落ちている(低位舌)

●口で呼吸している などが考えられています。

うつ伏せ寝の対策方法はある?

対策方法としては

●背中が緊張していることが多いので寝る前に10分程背中のマッサージをしてあげる

●日中よく体を動かすこと

●寝る前のテレビやスマートフォンでの画面を観ることは控えること(画面からでるブルーライトが睡眠の質に影響を与える為)

●舌が喉元に落ちている(低位舌)のを改善し、鼻呼吸をできるようにすること などが対策方法です。

食事姿勢を正しくするには?

食事姿勢を正しくするには?

机の高さや椅子の高さ、机と椅子の距離を調節することが重要になってきます。

正しい姿勢とは?

正しい姿勢とは?

①机と座る面の高さを合わせること

まず背筋を正してもらった状態で座ってもらいます。この時に膝と腰の角度が90度の直角になっていることがとても重要です。次に肘を90度に曲げた時に肘はテーブルと同じ高さになるように、座る面の高さを合わせていきます。       高さがどうしても合わない場合はお尻の下にタオルをひいて調整してみてください!

②足はそのまま垂直に真っ直ぐおろしてもらい、足の裏がしっかり地面についている

足がぶらぶら浮いている場合は足を置ける台を用意していただき足の裏が台の上にのせれる状態にします。      ここでのポイントは足の裏全体がしっかりと台についていて90度の直角になることです!

安定した姿勢になるだけではなく、噛む力もついてくると言われているそうです!

③お子様と机の隙間の距離

悪い例として、机と椅子の距離が近すぎて背もたれにもたれかかりおしりが前にズレやすくなり正しい姿勢を保てない状態と逆に机と椅子の距離が離れすぎて前かがみになり正しい姿勢を保てない状態が例として挙げられます。

姿勢はどのように改善していくか    

正しく座る距離は机と椅子の隙間を子どもの握りこぶし1個分になるように距離を合わせることです!  

食事が終わると1人で降りることができる隙間は机との距離が空きすぎな状態なので注意が必要です。          悪い(食べにくい)姿勢で食事することは子どもにとっては大きな負担になってしまい、集中力が低下し食べる意欲がなくなってしまう原因にもなるので、できるだけテレビもつけず家族と食事をとることが大切だと私は感じました!

なぜ口呼吸は良くないの?

なぜ口呼吸は良くないの?

口呼吸は鼻呼吸に比べて健康上デメリットがたくさんあります。

①虫歯や歯周病になりやすい           

人は本来鼻で呼吸するのですが、口で呼吸していると口の中は乾燥した状態になります。乾燥した状態が続くと虫歯や歯周病になるリスクが高まります。唾液には口の中の汚れを洗い流したり抗菌作用の役割があるため口臭予防にもなります。唾液の主な働きは6つあり「抗菌作用」「味覚作用」「歯の再石灰化作用」「潤滑作用」「浄化作用」「消化作用」などの働きがあります。このことから常に唾液が少ないよりかは唾液多い方がメリットはたくさんあります。

②歯並びが悪くなるリスクが高くなる          

口が常に開いていると顎の成長もうまくいかず、歯がキレイに並ぶためのスペース確保が難しい状態になります。歯並びを整えるためにはポイントがあり「頬の力」「唇の力」「舌の力」による力がかかるバランスも大切になってきます。

力のバランス

口呼吸だと舌が下に下がり、口まわりの筋肉も弱くなり、力がかかるバランスが取れず歯並びが悪くなってしまうリスクがあります。

③免疫力の低下  

免疫力の低下

   

本来鼻呼吸だと、鼻毛や鼻の中の粘膜がフィルターの役割をしてくれるので直接ウイルスが体の中に入ってくるのを防いでくれます。ですが口呼吸だと何のフィルターもなく直接病気の原因となるウイルスが口の中に入ってきます。つまり、ウイルスにとって自由に口の中に入れるので風邪やウイルス感染を引き起こす原因になります。

口呼吸は睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性

口呼吸は睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性

口を開けて寝ていると、寝ている時に喉の奥に舌が流れ落ち、気道を狭くしたり塞いだりしてしまうことがあります。気道が狭くなると、「いびき」「呼吸障害」「睡眠時無呼吸症候群」などを引き起こす可能性があります。その場合、身体に充分な酸素を送れなくなり、正しい睡眠を取れていない状態になります。

睡眠時無呼吸症候群の要因

①鼻詰まり                    

②顎が小さい                   

③扁桃肥大(口蓋扁桃が肥大している状態のこと)

④舌骨低位

⑤睡眠時の姿勢                 

⑥肥満 などがあげられます。            

睡眠の役割                 

●寝ている間に神経細胞に溜まった老廃物を排出する  

●成長ホルモンの分泌

●体や脳の疲れを取り除く       

●ケガや病気からの回復

●起きている時に得た情報の整理や記憶の定着  など。正しい睡眠が取れなければ、本来睡眠時に分泌されるはずのホルモンの分泌が弱くなるため成長に影響が出たり夜尿症(おねしょ)を引き起こしてしまうこともあります。またたくさん睡眠時間をとっているが睡眠の質が悪い状態が続いてしまうと、日中ぼーっとしたり、ADHD(注意欠如多動性障害)と似たような症状もみられたりするそうです。               

最後に

辻中歯科医院では現在小児矯正に力を入れており、歯並びが後戻りしないよう全力でサポートしております。口腔内だけでなく足指から舌までの体全体からアプローチをしております。ぜひ小児矯正するなら辻中歯科医院へお越し下さい!

2024年06月15日 00:00