「食いしばり(歯ぎしり)」「偏頭痛」「イビキと睡眠時無呼吸症候群」
辻中歯科医院の辻中です
すっかり秋らしくなり朝晩過ごしやすくなりましたね。
インビザラインは一般には歯並びを治すマウスピース型矯正装置として認知されていますが
1.食いしばり(歯ぎしり)と偏頭痛
2.イビキと睡眠時無呼吸症候群
の改善にも効果がある時があります。
食いしばり(歯ぎしり)と偏頭痛
食いしばり(歯ぎしり)の原因としてよく言われるのが
1.対人関係などのストレス(ストレスの75%は対人関係だと言う文献もあります)
2.スポーツ(トップアスリートはインパクトの瞬間体重の2〜3倍も力が奥歯にかかっていると言われています)
3.不適合な詰め物(噛み合わせがうまくいかず、その歯だけが強く当たり噛む力をその歯だけで受けている時)などがあります。
食いしばり(歯ぎしり)が強くその状況が続くと奥歯が沈んだり隣の歯を前歯の方に押したりします。
又奥歯が沈んだことによって以下の変化が起こり易くなります。
1.今まで当たりが弱かった前歯が奥歯より先に強く当たりだします。
前歯が強く当たりだすと奥歯で噛めなくなるので患者さんは気持ち悪くなり
奥歯で噛みたいので下顎全体を奥に引っ込めるようになります。
そうなると顎関節に下顎(頭)が差し込むようになり、そう言ったことが常態化するとお口を開け閉めする時に音(クリック音)がしたり痛みが出てきたり、舌根沈下して気道を塞ぎイビキの原因ともなる可能性が高まり睡眠時無呼吸症候群になったりする場合があります。
又、さらに症状が深刻化すると顎関節の下顎頭のすぐ後ろに走っている浅側頭動脈を圧迫して脳への血流が制限され偏頭痛を起こしたりします。
又、顎関節の近くを走っている耳介側頭神経を圧迫して目眩(めまい)の原因となったりもします。
2.前歯の根っこは単根で噛む力に弱く倒れたりもして出っ歯みたいにもなります。
3.前歯が奥歯に横から押されたりして前歯の歯並びがガタガタになったり飛び出たりして歯石が溜まりやすく、歯磨きしづらくなります。
4.奥歯が沈むと上下の顎の距離が押し潰されて短くなるのでほうれい線やマリオットラインが出やすくなります。
イビキと睡眠時無呼吸症候群
インビザラインはマウスピース型の矯正治療でマウスピースの厚さが一枚約0.75ミリで
上下のマウスピースを口の中に入れると厚みは約1.5ミリとなりその厚みが上下の噛み合わせの間に介在し、その厚みの分上下の歯は強く噛み込めなくなり顎関節と下顎頭との間にスペースができて下顎頭が顎関節に差し込まなくなります。
その厚みの分上下の奥歯が早く当たるので顎関節の下顎頭が差し込まれなくなって咬筋や側頭筋が過緊張を強いられず、顎関節症などが楽になる傾向があります。
又、下顎全体が前方に戻るので気道が広がり安く、イビキが解消され舌根沈下も改善され睡眠時無呼吸症候群も改善される傾向があるとされていてヨーロッパの学会では睡眠時無呼吸症候群の治療にインビザラインが用いられていると報告があります。
食いしばり(歯ぎしり)や偏頭痛、イビキ、睡眠時無呼吸症候群の疑いのある方はインビザラインで治るかも知れません。
辻中歯科医院ではマウスピース矯正に関して様々なアプローチから診断しております。
ご自身の歯並びを始め、いびき・歯ぎしりなど気になる方はこの機会に是非無料診断をお申し込みください。
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