2025.07.15
マウスピース矯正の治療期間はどれくらい?長引かせない方法を解説
矯正治療を検討する際、「治療期間」が気になる方は多いのではないでしょうか。特に、透明で目立ちにくいマウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べて実際どれくらい時間がかかるのかと迷うケースも少なくありません。治療期間は歯並びの状況や患者さん自身の自己管理が大きく影響します。今回は、マウスピース矯正の平均的な治療期間やワイヤー矯正との違い、治療を長引かせないためのポイントについて解説します。
1. マウスピース矯正の治療期間の平均は?
マウスピース矯正の治療期間は、治療内容や歯並びの状態によって個人差がありますが、ある程度の平均的な目安があります。以下に、主なケース別の治療期間について解説します。
①軽度の歯並びの乱れ
前歯の隙間や軽いデコボコの場合、治療期間はおよそ6か月〜1年が一般的です。マウスピースの枚数も少なく、動かす歯の範囲が限定的なため、比較的短期間で治療が完了しやすい傾向にあります。
➁中程度の歯並びの乱れ
前歯から奥歯にかけての歯列不正の場合、治療には1年~1年半程かかることが多くなります。歯の移動距離が長いため、マウスピースの枚数も増え、定期的な交換と管理がより重要になります。
③重度の歯列不正
全体的な噛み合わせのズレや歯列の乱れといった重度のケースでは、治療期間が1年半~2年程かかることがあります。特に抜歯を伴う治療や上下の歯列を大きく動かす場合は、2年以上かかる場合もあります。
治療期間はあくまで目安であり、患者さん一人ひとりの状況や生活習慣によって変わるため、担当の歯科医師としっかり相談しながら進めることが大切です。
2. ワイヤー矯正と比べた治療期間の違い
マウスピース矯正とワイヤー矯正では、治療期間に違いが出ることがあります。それぞれの治療期間の傾向を以下に解説します。
①マウスピース矯正の治療期間
およそ1~2年が目安とされています。軽度の症例では6か月〜1年程で終了することもありますが、中程度以上の場合はさらに期間がかかる可能性もあります。
➁ワイヤー矯正の治療期間
平均して1年半~2年半程度と言われています。ワイヤー矯正は重度の不正咬合や抜歯を伴う症例など、複雑なケースにも対応しやすいため、治療内容によって期間は長くなる場合があります。
③どちらが早く終わるとは一概に言えない
早く終わるかどうかは症例の難易度や患者さんの協力度、治療計画によって異なります。軽度な症例ではマウスピースのほうが短期間で治療が終了することもありますが、重度の症例ではワイヤー矯正のほうが効率的とされることもあります。
矯正期間を重視する場合は、見た目だけでなく、歯並びの状況も考慮して、どちらを選ぶか歯科医師とよく相談することが望まれます。
3. マウスピース矯正の治療期間を長引かせないためのポイント
マウスピース矯正の治療期間は、患者さん自身の自己管理によって大きく左右されることがあります。特に「できるだけ短期間で治したい」と考えている場合は、日々の過ごし方や装着状況の管理が治療のスムーズな進行に欠かせません。ここでは、治療期間を長引かせないために意識したいポイントについて解説します。
①マウスピースの装着時間を守る
マウスピース矯正では、1日20〜22時間以上の装着が基本です。外している時間が長くなると歯の移動が遅れ、予定よりも治療期間が延びてしまう可能性があります。特に、食事や会話で取り外す時間が多くなりがちな方は、意識的に装着時間を確保することが大切です。
➁交換スケジュールを厳守する
マウスピースは通常、1〜2週間ごとに次のステップの装置へと交換していきます。交換のタイミングを忘れたり、自己判断で延ばしてしまうと、歯の動きが計画通りに進まず、治療期間が長引く場合があります。歯科医師から指示された交換スケジュールを正確に守ることが、スムーズな治療につながるといえるでしょう。
③マウスピースの破損・変形を防ぐ
マウスピースは熱や衝撃に弱く、誤って熱いお湯で洗ってしまったり、ポケットに入れて持ち歩くことで変形するケースがあります。装置が変形すると正しい位置にフィットせず、歯の動きにズレが生じ、治療期間が延びる可能性もあります。
④トラブルを放置しない
「アタッチメント」と呼ばれる歯の表面につける補助突起が外れたり、装置が浮いたような感じがする場合は、すぐに歯医者に連絡しましょう。トラブルを放置すると、次のステップのマウスピースが合わなくなることもあるため、早めの対処が重要です。
日々のちょっとした意識や行動が、マウスピース矯正の治療期間に大きく影響することがあります。計画通りに治療を進めるためにも、歯科医師の指導を守りつつ、自分のペースで無理なく管理を続けていくことが大切です。
4. 大阪府摂津市千里丘の歯医者 千里丘 辻中歯科・矯正歯科の矯正歯科
大阪府摂津市千里丘 JR千里丘駅から徒歩2分。地域に根差し67年。地域密着型総合型の歯医者「千里丘 辻中歯科・矯正歯科」では、見た目の美しさと噛む・話すといった機能面の改善を両立する矯正治療に力を入れています。
当院では、目立ちにくく取り外しが可能な「マウスピース矯正(インビザライン・スマーティ)」を中心に、一人ひとりの骨格やライフスタイルに合わせた治療計画をご提案。
インビザライン社より、一定数以上の症例を持つ医院に与えられるプラチナプロバイダーに3年連続で認定され、その症例実績をもとにカウンセリングから治療終了まで責任を持って対応いたします。
<千里丘 辻中歯科・矯正歯科の矯正歯科の特長>
インビザライン3年連続プラチナプロバイダー
院長が3Dシミュレーションやスキャナーを活用して最適な矯正計画を立案し、不安な点にもひとつひとつお答えしながら進めてまいります。
毎年行われるヨーロッパの矯正学会の情報もインプットし、常に最新の治療を行うべく専門治療の知識を高めております。
②マウスピース矯正の毎回かかる調整料金が《無料》
最初にお支払いいただいた金額から追加料金は発生いたしません(矯正治療中の虫歯や破損紛失等の過失がある場合は除きます)。追加費用を心配する事なく通い続けられます。
③小児期からの矯正にも対応(プレオルソ)
お子さまの成長に合わせた「プレオルソ」による小児用マウスピース矯正を実施。成長段階に合わせて、歯並びの乱れを早期にサポートする矯正を行っています。
④矯正中の口腔ケアも専用ケアルームでサポート
矯正治療中もむし歯・歯周病を予防するため、専用ケアルームでの衛生士ケアを実施。見た目だけでなく健康維持を目的とした総合サポート体制を整えています。
無料相談会は診療日であれば平日・土日に関わらず開催しています(予約制)。
現在のお口の状態や治療の流れについて、丁寧にご説明いたします。まずはお気軽に当院までお問い合わせください。
まとめ
マウスピース矯正の治療期間は、歯並びの状態や治療計画、日々の装着管理によって大きく変わってきます。軽度の症例では6か月〜1年程で終了することもありますが、中程度〜重度の場合は、1年半以上かかるケースもあります。治療を長引かせないためには、装着時間や交換時期を守ることに加え、日々のケアやトラブルへの早めの対応が重要です。ご自身のライフスタイルや症例に合った矯正方法を選ぶことが、納得のいく結果につながるでしょう。
大阪府摂津市千里丘周辺でマウスピース矯正をご検討中の方は、千里丘 辻中歯科・矯正歯科までご相談ください。
監修:千里丘辻中歯科・矯正歯科院長 辻中 光治
資格・所属学会・セミナー受講歴
A.日本アライナー矯正歯科研究会会員(Dr尾島賢治主催)
B.インビザライン認定医(3年連続プラチナドクター)
C.「プレオルソ」こども歯並び矯正講習会修了歯科医
D.Dr新渡戸康希 矯正コース修了
E.D/NEX マウスピース矯正スタディグループ会員
F.マウスピース矯正マイスター研修全8回履修
G.2023年4月 DR大谷淳二「臨床に役立つ歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正セミナーベーシックコース」受講
H.日本糖尿病協会登録歯科医
1.日本歯科医師会会員
2.大阪府歯科医師会会員
3.摂津市歯科医師会会員
4.国際歯周内科学会会員
5.歯科医師認知症対応力研修修了
6.日本摂食支援協会研修修了
7.摂津市在宅医療多職種連携修了
8.歯周病原因菌遺伝子診断認定歯科医
9.イェーテボリ大学Peter lingstrom教授主催Dental Education修了
